聖夜に… ヒイラギモチ (柊黐)
体調不良に明け暮れた12月。
あらためてカレンダーを見ると、今日は24日…
クリスマス・イブだ…
というわけで、クリスマスまでにはアップしようと思っていたヒイラギモチである。
…なんとか間に合って良かった…
ヒイラギモチ・・・(柊黐) モチノキ科 モチノキ属 Ilex cornuta 中国東北部、朝鮮半島に分布する常緑低木 別名:シナヒイラギ ヤバネヒイラギ 一般流通名:クリスマス・ホーリー
この写真は12月の初めに名古屋の鶴舞公園で撮影したもので、当然植栽されたものである。
傍らの札には「シナヒイラギ」と書かれていたが、標準和名はヒイラギモチなので、ここではこちらを採用することにした。
昔から不思議だったのだが、我が家にもヒイラギの木はあるけど、あのクリスマスちっくな赤い実はならない。
ヒイラギは雌雄異株だから、我が家のヒイラギは雄の木なのだ…と思っていたのだが、ヒイラギはたとえ実っても、その実は黒っぽいのである。
どう転んでも、あのデパートの包装紙のような、華やかなクリスマス・カラーにはならないのだ。
実は、ヒイラギモチはモチノキ科なので、モクセイ科のヒイラギとは別ものなのである…
あら~、そうだったの~!知らなかったなぁ…
そう言えば、葉は互生だし、ヒイラギモチの葉の形はよく見ると矢羽根型である。
別名の「ヤハズヒイラギ」とは、なかなかうまいネーミングだ。
ちなみに、ヒイラギモチの園芸店での流通名は「クリスマス・ホーリー(ホリー)」だが、本来ヨーロッパでクリスマス・ホーリー(Christmas holy)と呼ばれるのは、同じくモチノキ科の「セイヨウヒイラギ」 Ilex aquifolium(地中海~西アジア原産) だ。
というわけで、ヒイラギモチの英名は、チャイニーズ・ホーリー(Chinese holy)である。
さて、ヨーロッパではセイヨウヒイラギを、魔よけのためにドアの外に吊すという。
もう一つちなみに、北アメリカでは北アメリカ原産の「アメリカヒイラギ」(モチノキ科 Ilex opaca )を用いるらしい。
日本では厄払いのためにイワシの頭を刺したヒイラギを玄関外に吊す風習があるが、一つうわてのナマぐさイワシがプラスされるとはいえ、「和の魔」「洋の魔」ともにトゲトゲが嫌いであるという、奇妙な一致が見える。
また、中国では爆竹の音で鬼を追い払うというが、ヒイラギも火にくべるとパンパンと爆ぜるところから、魔よけとして用いられるそうなので、まとめてみると、魔や鬼や邪の類は、トゲトゲ、くさくさ、パンパン!が嫌いということになるが、そんなものより、おどろおどろしい人間どもの方が、ずっと怖いに決まってるじゃないか。
なんのことはない。鬼は人間よりも遙かにデリケートなのである。
鮮やかな濃いグリーンの葉を背景に、たわわに実る真っ赤な実。
見ているだけでクリスマス気分にしてくれるヒイラギモチには、nancyの右顎に潜む魔も追い払ってくれそうな、生き生きとした力強さがあるようだった。
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※今気が付いたのですが、こうさぎのれぃれぃもチョコを貰ったようです。心なしかうれしそう。

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