2006年11月26日 (日)

今年もぷち登山

昨年の11月、とある低山に夢中になった。
ぷち登山と題してこのブログにも書いたが、結局頂上制覇までは至らなかった。

元々、山登りそのものが好きなわけではない。
何かしらの発見や出会いがあるから山へ行くのであって、晴れて頂上を極める気はさらさら無い。
また、「努力」などという言葉にはとんと縁がなく、ひぃひぃ言いながら汗水流して登るのは、およそ趣味に合わないのである。
…が、「どうせなら頂上まで登ろうよぉ。」と言う度重なる娘のおねだり攻撃によって、今年もこの山へ登ることになった。

ミルク さて、なぜこんな(お地味な)山へ登るのかと問えば、我が「夢中な登山隊」には、常にしんがりを務めるパピヨンのミルクが居るからである。
ミルク無しの山なんて、ク○ープを入れないコーヒーみたいだ…なんてえらい古いCMを引っ張り出してみたが、実際、彼女のいない山は本当に味気ない。

ところが、お人好しで人間大好きなミルクは、人を見つけるたび「ご挨拶~♪」とばかりに、とことこと付いていく。
(たいていは喜んでくれるが)、寄られた方も迷惑だろうし、こちらもおちおち進めない。
というわけで、たとえ休日でも人のいなさそうな所を探して歩くのである。

紅葉の山とは言っても、そこは田舎暮らしのいいところ。
そんな場所を見つけるのはそれほど難しいことではないのだ。
そして得ることのできるものは、nancyと娘とミルクの他には誰もいない、喩えようもなく贅沢な時間である。

これを一度味わってしまうと、どこか有名観光地へ行こうなんて気はあっさり失せる。
そんなわけで、今年もぷち登山へと繰り出したのである。

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2006年4月22日 (土)

山の公園にて…

元来春の天気は落ち着かないものだが、今年の春はことに好天が続かない。
明日は思い切り花冷えになるらしく、しまおうと思っていたフリースのお世話になりそうである。

山の公園さて、今回は山の公園でのひとこま。
下界の桜は、悪天候と忙しさのため、あれよっという間に過ぎてしまったが、ほんの少し登っただけで、まだまだお花見気分が満喫できる。
満開を越してなお美しい桜たち、文字通り降り積もる雪の如くのユキヤナギ…
溢れるほどの春・春・春!
まるでこちらが訪れるのを待ってくれていたかのような風景に、ただただ感激するばかりであった。

ミルク ミルクも桜の花びらを踏んで歩いた。
おとなしいミルクはどこへ行っても人気者だ。
彼女の子ども好きは相変わらずで、まず何をされても嫌がるそぶりを見せない。
このあたり、娘との付き合いから悟りきっているのか、はたまた天性のお人好しならぬ、お犬好しか…。
ともかく、どこへ行っても安心していられるのでうれしい限りである。

反対に、大人は少し苦手なようだ。
赤ちゃん言葉を使って近づいてくるご婦人を前に、思わず後ずさりするミルクが妙におかしかった。

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2006年2月 6日 (月)

最近のミルク

ミルク 山の小道…ミルクが独り佇む。

これは、結構離れたところから撮った写真である。
こんな写真が撮れるようになったのも、「(その場で)待て」ができるようになったからだ。

ミルクをあちこち連れ出すようになってから1年余りになるが、その時ミルクは既に3才を過ぎていた。
それまでは特に何を教えると言うこともなく、他のパピヨンたちと共にのんびりと暮らしていたので、それこそ可愛いだけの何の芸も無い犬だった。

もっとも、持ち前の性格の良さが身上だったので、「芸のなさ」がミルクの魅力を損ねることはまったくなかったが、共に山を歩くうち、少しずつミルクは変わっていった。
ミルク 娘が根気よく声を掛けて教えるうちに、だんだんと表情までが変わり、今ではこうして離れて待つこともできるようになったのである。

その様子を見ると、信頼関係がしっかりと構築されているのがわかる。
娘をじっと注目して、「よし!」と言われるのを今か今かと待っているその姿は、一年前のミルクを思うととても信じられない。

ミルク…、早く暖かくなって、山への出番が増えるといいね。

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2005年12月28日 (水)

雪の上の落とし物 …コナラとイロハモミジ

山へ行くと、雪はまだまだ残っていた。
この辺などは麓の辺りだからまだまだ雪も少ないのだろうけど、スノーブーツを持ってくれば良かったと思うばかりである。

雪の上の落ち葉一面の白い世界。
すべてを飲み込んでしまったような、そんな印象を受けたけれど、歩いてみると意外に賑やかなのでびっくり。
なぜなら、雪の上には色とりどりの落ち葉が日の光を浴びていたからである。

これは、コナラにイロハモミジ。
落ちている葉を見て上を見上げると、落とし主である木が、「やあ!」とにっこり笑う。
コナラであれば、どんぐりもきっと落ちてる。
これはもう、結構な楽しさだった。

もう一つ雪の上のミルク 雪の中で面白かったのは、ミルク。
なぜか足跡の上を歩くのを嫌がって未踏の雪上を歩くので、ときどきぽくっと足がはまっては困っていた。
なので、写真では一歩一歩 そ~っと歩いているところ。

体重2kgそこそこの身体でも もぐってしまうほど、雪はふんわりと柔らかかったのだ。

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2005年12月11日 (日)

寒さの果てに… タンキリマメ (痰切豆)

ここ数日真冬のような寒さが続いている。ほんと~に、寒い。
それでも、金曜に来たデジカメFZ5を抱えてどこかに行きたい願望はちょっと抑えられない。方や娘も、初のマイ・デジカメを駆使したいと思う。どちらも気持ちは同じである。

ミルクただしこのところはただ寒いだけではなく、すぐにぽつぽつ時雨れてくるので始末に悪い。
仕方なく遠出はあきらめ、自転車でそこら辺へ…ということになった。
まったく、この寒さの中、好きこのんで自転車で、なんてね!
…と言うわけで、ニットの帽子、マフラー、手袋と、厳寒対応で事に臨む。自転車のかごで震えるミルクも、専用防寒バッグ(着古したスウェット)に入れられた。

10分弱ほど走って、お目当ての場所に着いたが、着いた途端にぽつぽつ降ってきて、とても落ち着いて写真など撮るどころではない。うぅ~~寒い~!雨だし、もう帰ろうよぉ~…と、弱音が出そうになって、あわてて飲み込んだ。

タンキリマメあれ… あそこに見えるのは、タンキリマメではないか?!
天は我らを見放さなかった…とは、いくらなんでも大げさなり。
しかし、ここにタンキリマメが生育していたなんて、うっそうと草が生い茂っていた頃にはまったく気が付かなかった。
寒さを押してでかければ、それなりのことはあるのである。

タンキリマメ・・・(痰切豆) マメ科 タンキリマメ属 Rhynchosia volubilis 花期:7~9月 明るい林縁などに生える多年草

タンキリマメの豆果 タンキリマメは、その豆を食べると痰が切れるということから付いた名前だが、残念ながら俗説らしい。
この寒さの中、もうだいぶ傷んできており、目玉のように二つずつ並ぶ黒い豆もほとんど片眼になってしまっているが、さすがはFZ5である。
生憎の天気の中、おまけに手の届かない場所にある小さな豆果を、明るいレンズとズームのお陰で、なんとか捉えることができた。

もちろん、もっと良い条件であれば…と思うが、これも大切な出会いである。
寒さの果てに出会ったタンキリマメ
これは、ちょっと忘れることのできない日になるなぁ…なんて感傷に耽ってる場合ではなかった。
あっという間に雨が本降りとなって、慌てて家路を急いだのは言うまでもなかったからである。

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2005年12月 9日 (金)

冬のハラビロカマキリ

ハラビロカマキリ この寒空の下、山でメスのハラビロカマキリに出会った。
緑色の身体に太めのボディ。
見れば、“ハラビロ”なお腹がいつもに増してぽってりと大きい。
どこかに良い産卵場所はないかと探しているところだろうか。
しかし、彼女が止まっている木はフィールド・アスレティックの遊具。
およそ卵を産み付けるには適さないだろう…。

ハラビロカマキリ・・・カマキリ科 カマキリ目 Hierodula patellifera 大きさ 45-71mm

ちょっと外れたこんな時期に、こんな身重のカマキリを見ると、無事に卵が産めるのかとつい心配になってしまう。
だって、カマキリにとってはあまりにも寒い。
おまけにぱらぱらと時雨れてくるような天気である。
早いところ手近な木でも見つけて産まないと、彼女がこの世に生きた証が薄れてしまうと言うものだ。

ミルクとカマキリ …などと思っていたら、いきなりミルクとご対面!
もちろん娘の仕業だが、ミルクはべじたぶりーな犬だし、カマキリにはまったく興味がないらしい。
カマキリにしても、いきなり毛むくじゃらなのがぬっと現れたのだから、相当びっくりしたと心中察するばかりである。
当然の如く、お互いにいや~な顔をしており、「頼むから早くどこかに行ってちょうだい!」と無言で語っているのが、ごめんね、とってもおかしくて笑いが止まらなかった。

この対面の後、時雨は本降りになってしまい、カマキリを木陰へと避難させ、安産を祈りながら別れた。

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2005年12月 1日 (木)

御在所へ その4 ~今日で一周年!

鎌ヶ岳 向こうに見えるのは御在所から見た鎌ヶ岳

ここへ立ってみて感じたのは、とにかく空が広い。
田舎に越して以来、日頃から空の広さは感じていたが、さすがに標高1000m越える山から見る空は大きくて、低地とはまったく別物だった。
なんというか、「うわぁ~~!」なのである。
ちょうど視界が開けたとき、思わずうわ~っと声を上げたら、後ろの娘も、「うわぁ~~!」と声を上げた。さすがは母娘、同じような事を感じるものである。

大石にて ところで、御在所ではびっくりするほど大きな岩をあちこちで見かけるが、まさかミルクが岩に登れるとは思わなかった。
写真は、ミルク登頂の図。
さすがに爪の先まで緊張が走り、前肢を大きく広げて踏ん張っている為、やたらと太って見えるが妙におかしい。
相当な高さの岩なので、固まってしまっているのかも…。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
本日、当ブログ「今日も夢中で!」が、めでたく満一周年を迎えました。
nancyの拙文にもめげず訪れて下さる皆様、本当にありがとうございます。
何をしても三日坊主のnancyですが、なんとか一年続けることができ、それにつれて、自然に対する興味は一段と強いものになりました。
どうぞ、今後ともよろしくお願いいたします。

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2005年11月29日 (火)

御在所へ その2 ~ロープウェイ

このところのココログ不調に撃沈相次ぐ今日この頃、28日の御在所行きの話が始まったばかり。(泣)
仕方ないので、かまわず我が道を行くことにする。

ロープウェイから見た紅葉 さて、いよいよロープウェイに乗車である。
「往復大人2枚。」「4200円です。」内心、(たっか~~!)とつぶやく。
小学生と言っても絶対に怪しまれない娘であるが、ほんの数ヶ月ごまかすのを頑なに拒否するに至って、しぶしぶ大人料金を支払う。
もとい、もちろん当たり前のことである。正直者バンザイ!

ミルクはと言うと、キャリー・ケースに入れて足元へ。
程なくゴンドラは、滑るようにというか、ちょっと恐いくらいの揺れを感じながら進み出した。
湯ノ山温泉街があっという間に小さくなっていく。
12分間の空中散歩…ロープウェイの売り言葉のようだが、紅葉は既に山麓まで降り、眼下いっぱいに広がっていた。
う~ん、さすがにきれいだ。これを見れただけでも来た甲斐があったというものである。

ケースの中のミルク 時折耳がぽ~んとする。
ゴンドラで同乗したご夫婦がミルクのケースを見て、「うちも連れてきてあげればよかった。」と声を掛けてきた。
聞けばご愛犬はミルクと同じパピヨンとのこと、「でも、うちの子はこんなにおとなしくないからだめだわ。」とおっしゃった。

ミルクはまったく音を立てずにケースの中でじっとしている。
気圧の変化をどう感じているのだろうか。
「いったいどこへいくのだろう…」 と思いながら、いつものように自分の運命をただ受け入れるのみのミルクだった。

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2005年11月28日 (月)

御在所へ

ropeway01 紅葉の名所へ…と書いたものの、その名所を通り越して、今日は三重県 御在所岳に行ってきた。
と言っても、今日は歩いて登ったわけではない。

本日の目的は、「ミルクと御在所ロープウェイに乗ること」である。(笑)
これは、相当昔からの娘のおねだりなのだが、混んでるのはイヤ、値段が高いのはイヤなどと拒んできた。
しかし、ま、死ぬまでに一度くらいは乗ってもいいだろうということになったのである。

この御在所ロープウェイ、娘は二度目だが、nancyは初めてだ。
なにせ、いわゆる観光地はちょっと苦手である。
おまけに、この時期御在所近辺は、紅葉狩りをする観光客でいっぱいだ。
土日にはなんと40分渋滞なんて話を聞き、そんなところへ行くのはまっぴらごめんだと思ったところへ、うまいこと娘の中学の代休が入ったのである。

月末の月曜ならば、それほどの混雑もないだろう…ということで、今頃は中腹エリア以下の紅葉がきれいなのだが、それを一気に吹っ飛ばして山上エリアへ行ってきたというわけだ。
娘の目的は紅葉ではなく、「ミルクとロープウェイ」なわけだからである。

さて、果たしてペットはゴンドラに乗れるのかと調べると、100円でペット用籠を貸してくれるらしい。
しかし、ちょっと借り物の籠はいやなので、いつもプリちゃんで移動するときに入れるペットキャリーを持ち込むことにした。ちなみにキャリー持ち込み料は無料である。

さて、御在所ロープウェイに乗る為には湯の山温泉まで走って、駐車場にプリちゃんを駐めることになる。
駐車場料金は800円也。プリウスを折りたたんで持って行くわけにもいかないからここに駐めることにする。

すると、駐車場のおじさんが「これ、ハイブリッド・カーかい?全然音がしないなぁ!」と言って話しかけてきた。
ハイブリッド・カー。1年半前にプリちゃんが来た頃にはよく言われた言葉である。
昨今下界ではちょっと走るとプリウスに遭遇するので、最近は見向きもされなくなってきたから、プリちゃんも心なしか機嫌良さそうだった…

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2005年11月21日 (月)

山ふたたび

山道 ニシキギと別れたあと、渓流沿いの道を覗いてみた。
ちょっとだけ歩いてみようか。
荷物をプリちゃんに残したまま、ぶらぶらと歩き出した。

この道は、娘が小さい頃ちょっとだけ踏み込んだことがある。
確か、東京から両親が遊びに来ていて、どこか静かなところへと、連れて来たのだった。
2年ほど前に父が倒れて以来、2人揃って旅行することも無くなった。
こんな場所にはもう連れて来れないなぁと、歩きながら思った。

さて、この道の右側下にはずっと川が続くのだが、上流なので岩も大きい。
そのままずっと歩いてみると、足下がだんだんと湿ってきて、そのうちにびしょびしょになってきた。
見れば、山肌から水が伝ってきているようだ。
少しずつ、少しずつ、山の水が染み出て川に入っていくのである。
…はっとして娘に「ミルクを抱いて!」と言ったが遅かった。
既にミルクの足はどろどろになっていたのである…悲…

そのうち、道が細すぎて引き返すことができなくなった。
なにせ、nancy、娘、ミルクの一連隊は、順序を変えることができない。
無理に変えようとして、ミルクが崖から川に落ちては大変なのだ。

山の中の小さな橋 そうこうするうち、川との落差がだんだんと小さくなり、小さな橋が見えてきた。
またしても無計画な山歩きである。
が、だいたいの位置の見当は付いているし、時間的にも少し余裕がある。
それに橋があるということは、更に整備された道があるはずだ。
そう思って橋近くまで歩いて気が付いた。
そこは東海自然歩道だったのである。

道しるべが招いている。
大好きな東海自然歩道とな…
さて、このまま進むか、戻ろうか…

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