カエルたちが危ない!【ツボカビ症】国内初確認
12日の朝、娘を学校へ送り出す時、ふとTVの音が耳に入った。
えっ?カエルが危ないって?!
早速インターネットで調べると、「カエル・ツボカビ症」という両生類にとって致命的な真菌による病気が、12月に日本国内で確認されたのだという。
まだ野外での感染は認められていないが、もし野外に広まったら根絶は不可能、感染したら90%は死に至るという。
思わず血の気が引いた。…これは大変なことになった・・・
nancyはアマガエルが大好きだ。
庭にはニホンアマガエルがたくさん生息しているし、ニホントカゲやカナヘビだって相当数住んでる。
昨夏などはヤモリにも何回か遭遇したし、そんな意味ではこの庭を地上の楽園のように感じることもある。(ちなみに彼らは爬虫類)
アマガエルたちは、すこぶる呑気で平和な生き物だ。
そんな彼らが苦しんで死んでいくなんて…
考えただけでも悲しい。
しかし、この問題は、カエルだけではすまないのである。
果たして、カエルが絶滅したら、どうなるのだろう?
「カエルなんて嫌いだから、絶滅しようが関係ないわ…」とおっしゃるあなた。
まずは単純に考えてみよう。
カエル、その他の両生類がこの世から姿を消したら、まずは彼らを食べている鳥やヘビや哺乳類等「上位捕食者」が道連れになって激減するだろう。
わずかこの部分だけを見ても、日本の生態系のバランスが大きく崩れるのがわかる。
また、田んぼで呑気に鳴いてるカエルが居なくなったらどうなるだろう?
彼らが食べている害虫が捕食者を失って激増し、農作物に甚大な被害が出ることは確実なのだ。
地球温暖化によって南方系の虫がどんどん北上していく中、マラリアなどの熱病を媒介する蚊などを食べてくれる両生類が居なくなったら… 想像するだけで身の毛のよだつ話である。
そして最終的には日本の、いや、地球の生態系全体が根底から破壊されてしまうのである。
幸い、今のところツボカビ症の人への被害は報告されていない。
よって、今現在カエルを飼育している人は、絶対にそのカエルの飼育放棄をしないでほしい。
もちろんこの問題は個人レベルだけでなく、関係省庁全て一丸となって、検疫の強化、流通の監視強化等、ツボカビ症蔓延の阻止に尽力する必要がある。
これは単にカエルだけの問題ではない。人類の未来に大きく関わってくる大問題なのである。
WWFジャパン では12日に緊急事態宣言を行った。
国民の皆様へ
地球規模で両生類が絶滅の危機にあることを理解し、むやみに野生の両生類をペットとして飼育することは慎んでください。なお、ツボカビは、両生類以外には、人を含めた哺乳類、鳥類、爬虫類および魚類には感染したという報告はありませんので安心してください。
すでに飼育している場合、飼育中の個体に異変があれば、すみやかに動物病院や専門の研究機関へ連絡をしてください。ツボカビは、水中を浮遊するため、水の管理が最も重要です。死亡したカエルを飼育していた水槽や水は感染源となります。これらの汚水などを排水口や野外に排水することは、禁物です。当然のことですが、飼育している個体を野外に放つことや死亡した個体を野外に投棄することは絶対にやめてください。飼育中の個体に異変があった場合には、野外の両生類との接触を避けてください。
詳細は下記サイトにてご確認下さい。
WWFジャパン
2007.1.12 日本の両生類 絶滅の危機に
【ツボカビ症に関する連絡先】
日本野生動物医学会
zoo_and_wildlife@yahoo.co.jp
爬虫類と両生類の臨床と病理のための研究会
v-path@azabu-u.ac.jp
2007.1.16追記:
当記事に於けるテキスト引用に付いては、WWFジャパンより許可を戴いております。
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雨上がりの田んぼ。

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