2007年1月12日 (金)

カエルたちが危ない!【ツボカビ症】国内初確認

12日の朝、娘を学校へ送り出す時、ふとTVの音が耳に入った。

えっ?カエルが危ないって?!

早速インターネットで調べると、「カエル・ツボカビ症」という両生類にとって致命的な真菌による病気が、12月に日本国内で確認されたのだという。
まだ野外での感染は認められていないが、もし野外に広まったら根絶は不可能、感染したら90%は死に至るという。
思わず血の気が引いた。…これは大変なことになった・・・

アマガエル nancyはアマガエルが大好きだ。
庭にはニホンアマガエルがたくさん生息しているし、ニホントカゲやカナヘビだって相当数住んでる。
昨夏などはヤモリにも何回か遭遇したし、そんな意味ではこの庭を地上の楽園のように感じることもある。(ちなみに彼らは爬虫類)

アマガエルたちは、すこぶる呑気で平和な生き物だ。
そんな彼らが苦しんで死んでいくなんて…
考えただけでも悲しい。
しかし、この問題は、カエルだけではすまないのである。

果たして、カエルが絶滅したら、どうなるのだろう?
「カエルなんて嫌いだから、絶滅しようが関係ないわ…」とおっしゃるあなた。
まずは単純に考えてみよう。
カエル、その他の両生類がこの世から姿を消したら、まずは彼らを食べている鳥やヘビや哺乳類等「上位捕食者」が道連れになって激減するだろう。
わずかこの部分だけを見ても、日本の生態系のバランスが大きく崩れるのがわかる。

また、田んぼで呑気に鳴いてるカエルが居なくなったらどうなるだろう?
彼らが食べている害虫が捕食者を失って激増し、農作物に甚大な被害が出ることは確実なのだ。
地球温暖化によって南方系の虫がどんどん北上していく中、マラリアなどの熱病を媒介する蚊などを食べてくれる両生類が居なくなったら… 想像するだけで身の毛のよだつ話である。

そして最終的には日本の、いや、地球の生態系全体が根底から破壊されてしまうのである。

幸い、今のところツボカビ症人への被害は報告されていない
よって、今現在カエルを飼育している人は、絶対にそのカエルの飼育放棄をしないでほしい。

もちろんこの問題は個人レベルだけでなく、関係省庁全て一丸となって、検疫の強化、流通の監視強化等、ツボカビ症蔓延の阻止に尽力する必要がある。

これは単にカエルだけの問題ではない。人類の未来に大きく関わってくる大問題なのである。


WWFジャパン では12日に緊急事態宣言を行った。

カエルツボカビ症侵入緊急事態宣言

国民の皆様へ

 地球規模で両生類が絶滅の危機にあることを理解し、むやみに野生の両生類をペットとして飼育することは慎んでください。なお、ツボカビは、両生類以外には、人を含めた哺乳類、鳥類、爬虫類および魚類には感染したという報告はありませんので安心してください。
 すでに飼育している場合、飼育中の個体に異変があれば、すみやかに動物病院や専門の研究機関へ連絡をしてください。ツボカビは、水中を浮遊するため、水の管理が最も重要です。死亡したカエルを飼育していた水槽や水は感染源となります。これらの汚水などを排水口や野外に排水することは、禁物です。当然のことですが、飼育している個体を野外に放つことや死亡した個体を野外に投棄することは絶対にやめてください。飼育中の個体に異変があった場合には、野外の両生類との接触を避けてください。

詳細は下記サイトにてご確認下さい。

WWFジャパン
WWFジャパン

2007.1.12 日本の両生類 絶滅の危機に

日本獣医病理学会/日本獣医病理学専門家協会

社)日本獣医学会

麻布大学 

【ツボカビ症に関する連絡先】
日本野生動物医学会
zoo_and_wildlife@yahoo.co.jp

爬虫類と両生類の臨床と病理のための研究会
v-path@azabu-u.ac.jp


2007.1.16追記:
当記事に於けるテキスト引用に付いては、WWFジャパンより許可を戴いております。

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2006年7月13日 (木)

長いメンテ後には…  アキアカネ

7月に入ってから、日ごとに「ココログ」の更新作業が辛くなっていった。
とにかく重たいのである。
既にアップした記事の、一文字直す為に1時間も掛かる始末で、8日頃からは、それすら出来なくなっていた。

ニフティの「【特設】ココログレスポンス問題お知らせブログ」を覗いてみると、取って付けたような文章と、気持ちのこもらない謝罪の羅列。
怒濤の如く打たれた300近いコメントもそのままに、ココログは二日間のメンテに突入。
しかし二日間のメンテは長すぎた。どうにもリズムを逸してしまい、合わせるようにやってきた、スチームオーブンのような蒸し暑さも手伝って、尚更「でろ~ん」としてしまった。

長いメンテを抜けた後…
さくさく動くのかなぁ~と思ったが、そこそこ重い。
でもこれって、ココログでは普通かなぁ…(苦笑)
ま、この時間(夜11時過ぎ)にアップできるなんて、本当に久しぶりのことである。

未成熟な黄色いアキアカネ… と、気を取り直して、山の麓で出会った若いアキアカネ

アキアカネ・・・Sympetrum frequens 大きさ 36-43mm
時期 6-11月 分布:北海道・本州・四国・九州 日本の代表的なアカトンボ 
(参考サイト:昆虫エクスプローラ

6月頃、里の田んぼで羽化したアキアカネは、暑い夏の間、涼しく過ごす為に山を昇る。
麓の森に集結したアキアカネ、この時は200匹ほども集まっていただろうか。

ああ、もうそんな頃なんだ…と思ったのだが、家に帰ると庭でもアキアカネが飛んでいた。
何のことはない、家の周りは田んぼだらけなのである。
羽化したアキアカネは、2日ほど身体が固まるのを待ってから、近くの林や森で仲間たちと落ち合う。
そこで数日掛けて長時間の飛翔に絶えるだけの体力を養い、盛夏を過ごす山へと向かうのである。

アキアカネが避暑に向かうのは、気温があまりに高くなると体温が上がって死んでしまうためだ。
このため、彼らの避暑地はせいぜい気温20~25度程度、つまり約1~3000m級の山ということになる。
もちろん、一気には昇らないまでも、相当な飛翔能力である。

こうして夏に涼しい山で体力を付けたアキアカネは、秋になって里も涼しくなってくると、赤くその身を染めて山を降りてくる。
同時に里の空をも赤く染める。

庭で飛んでいたアキアカネ、無事に仲間と落ち合えただろうか。
更に高くと昇っているのだろうか…

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2006年6月18日 (日)

オトシブミを追って

Otoshibumiyoran02 親オトシブミとの対面は一瞬で終わったが、そのシルエットはくっきりと印象に残った。
「色は黒く、首がやたらと長い」のである。
これだけわかればなんとかなるかな…と思ったのだが、そうは問屋が卸さなかった。

元々少し薄暗い樹下でのことで、おまけにわずか一瞬の出来事だ。「黒」と言っても、濃い茶色ではなかったかと聞かれれば、はっきりとは否定できない。
所詮人間の記憶なんていいかげんなものである。ことに自分の記憶こそが一番アテにならないことは、常日頃痛感していた。(苦笑)

伊澤和義さんのホームページ「オトシブミ・チョッキリの世界」に掲載されている写真を見てみたが、いくつか候補は挙がったものの、「黒っぽくて首が長い」だけではとても一種に同定しきれるものではなかった。

ただ、nancyの見たオトシブミが、揺籃を巻いた虫でないことは明らかだった。
なぜなら、「首が長い」ということは、それがオスであったということを物語っているからである。
そう、オトシブミの揺籃を作るのは、メスだけなのだ。
メスの仕事中、オスが近くにいるときがあるが、この場合も手伝うことは絶対にないらしい。
つまりnancyが見た虫は、揺籃内の卵のお父さんということになる。

さて、虫の同定の決め手になるものに「食草」がある。
一種、もしくは2種くらいに限定されたした食草を持つ虫がいるのである。
もしかしたら、この揺籃のホスト木を同定できれば、オトシブミの種類も同時に同定できる可能性があるのではないかと考えたのだ。

そこで、今度はこの木の同定ということになった。
しかし、自慢じゃないが花が咲いていない木の見分けにはとんと自信がない。(咲いていたって怪しい;)
と言うわけで、今度は左サイドバー「参考サイト」にリンクを張らせて頂いている「このきなんのき」の掲示板で教えて頂くことにした。
ちなみに、ここには怖ろしいほどの?眼力の持ち主がたくさんおいでで、今まで質問してわからなかったことは皆無である。
今回も実に速やかなお答えを頂いたのだが、その回答こそが、今回のオトシブミが「その種類でなければならない」と言えるほどの、確かな証拠となり得たのである。

この木はエゴノキだったのだ!
これにはびっくりした。エゴノキ なんと、エゴノキとな!
エゴノキならちょうど川の向こう岸に、つぼみをたくさん付けた木があり、下界ではもう花は終わりかとあきらめていたのでうれしくなって写真におさめていたのである。
こちら岸の木には花がなかったので、エゴノキだなんて想像もしなかった。なんともおまぬけなことである。

エゴノキ・・・エゴノキ科 エゴノキ属 Styrax japonica 北海道・本州・四国・九州・沖縄に分布する落葉高木 花期:5~6月

と言うわけで、nancyが見たのはその名もエゴツルクビオトシブミだったのである。
エゴツルクビオトシブミは、エゴノキをホスト木とするオトシブミであり、その姿は真っ黒で、オスの首は極めて長い。写真を見て思った。「そうそう、この虫!!」
こうして3つの要素が揃い、同定までに至った経緯は、まるで一つの物語を紐解くようで、心からわくわくさせてくれた。

しかし、物語はこれで終わったわけではない。
実はエゴノキ自体、大変おもしろい木であり、おもしろすぎてなかなか書けないほどの兵(つわもの)である。(笑)
それに、オトシブミについてもまた新たな疑問が沸いてきた。

またいつか、うまいこと川が渡れそうな日があったら、エゴノキエゴツルクビオトシブミに会いに行きたいと思っている。

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2006年6月16日 (金)

オトシブミに会いに…

渓流際にて オトシブミの揺籃を見つけた後、どうしても落とし主であるオトシブミに会いたくなって、再びこの場所を訪れた。
もちろんもう一つのお楽しみ、「この川を歩いて(跳んで)渡る」つもりなので、今日は“上流の水量が減っているであろう”日である。
なにせ雨のシーズンだから、この日を外したら当分巡り会えないかも知れなかった。

この写真が撮れたと言うことは、無事向こう岸に渡れたということなのだが、渡る前にちょっと待て…。
はてさてオトシブミはいずこに?
写真奥の階段に、オトシブミの揺籃が二つ落ちていたのだが、どこから落ちてきたのかと考えれば、まず探すべきなのは階段左に見える樹である。
今日も落とし文は落ちているだろうか…

オトシブミの揺籃前に揺籃を見つけたあたりを探してみたが、残念ながら今日はここに文が落とされた様子はなかった。
そこで、今度は頭上の木を探してみると…、あった、あった。枝に付いたまま切り離されていない揺籃である。
果たして、肝心の親虫はいるのだろうか…

樹下に入ってみると、切り掛けただけや、巻き掛けて放棄したのやら、いくつか見つかった。
もしかしたら、この木をホストとするオトシブミは数匹いるのかもしれない。

…と、その時目に入った黒い影!
息を潜めていると、異様に頭(首)の長い虫が、葉の上に姿を現したのである。

オトシブミだ!

しかし、FZ5の駆動音が聞こえたのだろうか、撮る間もなくオトシブミはささっと葉裏に隠れてしまった。
素速い!こんなに動きが速いと思わなかった。

その後しばらく待っても、オトシブミはついに姿を現すことがなかった。
まるで幻のような、一瞬の出会いだった。

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2006年6月13日 (火)

オトシブミ(落とし文)の揺籃

渓流 タニウツギの写真を撮った後、渓流際まで降りていった。
ざ~~っと絶え間なく聞こえる水の音。
水量が少なかったら、向こう岸に歩いて渡ろうと思っていたのだが、生憎この日は雨上がりだった。
写真手前、下流すぐには滝があり、小さなミルクが流されて落ちては大変なので、さすがに渡るのは断念した。

オトシブミの揺籃う~ん、残念!
水際まで作られている階段を降りて恨めしく思っていると、なにやらおもしろいものを見つけた。
それは、くるくると葉っぱが巻かれた筒状の物体で、直径は1cm足らず、長さは2cmくらいか…

これってひょっとして・・・?!
オトシブミ?!

オトシブミとは、木の葉を切ってくるくると巻き卵を産み付け、出来上がった葉っぱの包みを下にぽとりと落とすという、まことに不思議な習性を持つ虫のことだ。
そして、落ちていた葉っぱの包みこそ、揺籃(ようらん)と呼ばれる「卵のゆりかご」なのである。
オトシブミ(落とし文)とはよく名付けたもので、本当に恋文が入っていそうなほど、大事に作られていた。

正直言って、実際にこの目で見るのは初めてだ。
TV(多分NHK)でしか見たことがなかったし、そのときも小さな虫が葉を切って巻いているのを見て、「へぇ~!へぇ~!」の声しか出なかった。
オトシブミの揺籃 いやいや、まさかそのオトシブミの揺籃に会えるとは思わなかったから感激である。
しかし、本当にオトシブミ
見れば、揺籃は小さく細かく折り込んである。
これがまさか虫が作ったものだなんて…

娘に教えると、「開けてもいい?」「だ~め!」
…と、近くにもう一つ揺籃が落ちているのを見つけた。
こちらは、葉っぱの葉柄がくっついている。
間違いなくオトシブミだ。

この時すぐに上を見たら、落とし文を落とした張本人に会えたかもしれない。
しかし、残念ながらこの時は、川は渡れないし予定変更ならばぐずぐずしている時間は無いし…ということで、すぐに立ち去ってしまった。

家に帰ってからインターネットで調べてみると、オトシブミやその仲間について大変わかりやすく解説してある、オトシブミ・チョッキリの世界というサイトを見つけた。(サイト・オーナー : 伊澤和義さん)
オトシブミに関するページを読むうち、「う~ん、あの落とし文の落とし主であるオトシブミ(ややっこしい!)に会いたいぞ!」と強く思うようになった。
と言うわけで、娘との約束である、「川が渡れるほど水量が少ない日」との条件付きではあったが、オトシブミに会いに行くことにしたのである。

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2006年6月 6日 (火)

深夜の招かれざる客

一昨日のことである。
とんでもない客がやってきた。
いや、「やってきた」というのは、正確な表現ではないかもしれない。

場所は深夜のキッチン。
相変わらず遅い時間に後片付けをしていたnancy、「ようやくフィニッシュ!」とばかりに台ふきんでその辺りの水気を拭き取ろうとした矢先、いきなり右手にビリッと電気的な衝撃が走った。

痛っ!

一瞬何が起こったのか、わからなかったが、反射的に手を激しく振った先に、カサササ…と逃げる何かが見えた。
カサササ…」である。

足の数が…多すぎるぞ……げ!!!
Mukade_1ゲジゲジ~~!刺されたぁ!

「ゲジゲジ」も「刺される」も間違いである。正しくは「ムカデに噛まれた」のだが、人間とっさに出る言葉なんてこんなもんである。
きゃつは、シンクの中をかさささ…と走り回り、生ゴミの後ろに逃げ込んだ。
それを見届けてから、ふと我に返った。

…いくらなんでも、痛すぎるじゃないのぉ…

びりびりと電気が走るような、はたまたカミソリで切られているような鋭い痛みである。
しかし、いったいどこを噛まれたのか、右の小指のどこかなのだが、はっきりとしたポイントがわからない。
それなのに、とにかくめっちゃくちゃ痛い

とっさにじゃーじゃーと勢いよく水道水を出して指に当てた。
これじゃまるで火傷の処置だ。ま、火傷の痛みに似てなくもないからいいだろう。
我ながら訳のわからない理論だったが、後になってみれば、この「水じゃーじゃー」が良かったらしい。
娘が持ってきた消毒薬を振りかけると更にびりびりと痛んだ。

「さて…、やつをどうにかしなければ…」
我が家でこれ以上犠牲者を出してはならない。
水道水に指を当てながらも、いっときたりともムカデの逃げ込んだ辺りから視線を離さなかった。
決して逃がしてなるものか…

半べそをかいている娘にお湯を沸かすように言い、意を決して最終対決に望んだのだった。
まるでエイリアンとの一騎打ちのような気分である。
煮えたぎったお湯の入った小鍋を片手に、生ゴミ裏へと狙いを定めた。
奴はここにいる…

…!アタリを付けて小鍋のお湯を撒いた。
するとムカデは、隠遁の術が破られたかのようにその禍々しい姿を見せ、時代劇の切られ役のように大げさにのけぞったかと思うと、倒れたまま動かなくなった。
あっけないほどの幕切れだった。
それでもなんだか不死身な生命を持っているような気がして、だめ押しでもう一度熱湯を掛けた。もういいだろう…。ふぅ~、思わず力が抜けた。

当面の恐怖が解決したところで、また指が痛みだし、「ムカデに噛まれたときの手当法」を検索した。
いろいろな情報があってありがたかったが、
中には、「ムカデにはムカデ油が一番」というのがあって、そのようなモノはそうそう手元にあるわけがないだろうと思った。
いつかムカデに刺されるときの為にムカデを探し回り、ムカデの反撃を喰らってまた噛まれてしまったら元も子もないのである。(注:ムカデ油は火傷の薬である)

また、「ムカデは必ず“つがい”で居るので、殺したときには必ず遠くに捨てに行かなければならない」というのもあった。
これには思わず指の痛みも忘れ、「ムカデ夫(オスかどうかもわからないが)の仇!覚悟!」と、白装束のムカデ妻が仇討ちにくる姿を想像してしまった。

…と、ここで笑い事ではないことに気が付いた。
ムカデの仇討ちも怖いが、それより怖いのがムカデの毒によるアナフィラキシー・ショックだと言うのである。
ハチ毒や食物、薬物等が原因で起こる急性アレルギー反応のうち、呼吸困難や血圧低下などの全身的な反応をアナフィラキシーと呼び、生死に関わる重篤な症状を伴うものをアナフィラキシー・ショックと言う。
昔、知人がアシナガバチに刺されてショックを起こして救急車で運ばれ、すんでのところで九死に一生を得たのを思い出した。
やばい…私はここでムカデに噛まれて命を落とすのか… 娘よ、さらば、無念じゃ…

…手当の話に戻ろう。
まず第一に、できるだけ毒を出さなければならない。
やり方としては、「口で毒を吸い出す」または、「水道水を流しながら指でつまんで絞り出す」というのが良いようだ。
最終的に両方ともやってみたのだが、まずは、「口で吸い出す」である。
傷付近に口を当て、ちゅっと吸ってはぺっと吐き出し、吸っては吐き出ししているうち、なんだか子どもの頃に見た西部劇の主人公のような気分になってきた。
ガラガラヘビに噛まれ、瀕死の重傷を負うのだが、傷から毒を吸い出して無事助かるのである。めでたし、めでたし…
…しかし、噛まれて涙が出るほど痛くて、相当焦っているはずなのに、なんでこう脳天気なことばかり思い出すのだろう。

と、手当の話に戻る。
次に、「ステロイド軟膏を塗る」とあったので、最近お気に入りの虫さされ用の薬を塗った。
最後に、どのサイトにもあった言葉が、「できるだけ早く医療機関へ」であった。
これについては深夜であるし、当面重篤な症状もなさそうなので、とりあえず寝ることにした。…が、この騒動の後では、なかなか寝付けなかったのは言うまでもない。

翌朝にはずいぶん痛みも取れて、病院にはなんとか自分で運転して行った。
お医者さんも「これなら大丈夫」と太鼓判を押してくれ、その後時間を追うごとに痛みは和らぎ、夜には小指でタイピングできるまでに回復したのだった。

おそらく、「水道水じゃーじゃー」や、「娘の消毒薬」や、「毒の吸い出し」や、薬が良かったのだろうが、通常ムカデに噛まれると、1週間くらいは腫れてしまうと聞く。
つまりは、たいして噛まれなかったのだろう。

ムカデの侵入経路を考えたのだが、nancy夫作「ブロッコリーのスプラウト」が入った、小さなバケツが思い当たった。
スプラウトは撒き方が悪く、食べるにはかなり難しい代物となったのだが、思えば玄関ドアの外で育て、そのままキッチンに「食え」と持ち込んで来たのである。
その中にムカデが潜んでいたのではないだろうか?
つまりは、いつかは噛まれる羽目になったのだろうから、これはまことにもって不幸中の幸い、この程度で済んだのだから、結果的には運が良かったような気がしてきたのである。

ムカデにしても、この度は悪意で不法侵入したわけではなく、言うなればいきなり室内に持ち込まれてしまったのかも知れないし、nancyの指を噛んだのも、いきなり掴まれてびっくりしての正当防衛と言えなくもない。
その屍を見ると、ちっぽけなゴムのいたずらおもちゃそっくりになってしまい、割り箸でつまむとぷるぷると空しく震えた。

次に噛まれたときは今度こそアナフィラキシー・ショックの恐怖が待っているのだが、それでも思った。

明日、土に埋めてやろうかな…。

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2006年5月24日 (水)

ミヤコツツジとヤブキリ

ミヤコツツジとヤブキリ ヤブキリの幼虫はツツジの花が好きだ。
5月になると、ピンク色の花びらにとまった黄緑色の小さなヤブキリの赤ちゃんをよく見掛ける。
このきれいな色の取り合わせを見ると、まさに5月そのものである。

ヤブキリ…Tettigonia orientalis 成虫の大きさ (翅端まで)45-50mm 時期 6-9月 分布 本州・四国・九州
(参考サイト:昆虫エクスプローラ

ヤブキリの幼虫 ヤブキリは大型のキリギリスで、他の虫を食べる肉食なのだが、赤ちゃん時代は花粉を食べるので、よくツツジの花の中にいる。
ツツジの花粉は一つ一つが糸で繋がっている為、花の中の虫はあっという間に花粉だらけになってしまい、結局受粉のお手伝いをする羽目になる。
このヤブキリもご多分に漏れず、身体中に花粉をたくさん付けていた。
それにしても、なんと触角の長いこと!である。余計なお世話だが、誤って踏んづけたりはしないのだろうか。

写真のツツジはミヤコツツジと思われるが、ミヤコツツジヤマツツジとモチツツジの自然交雑種で、両者の特徴を併せ持つ。

ミヤコツツジ・・・(都躑躅) ツツジ科 ツツジ属 Rhododendron tectum 山野に生える半落葉低木 花期:5~6月

東海圏の山に自生するツツジは、ヤマツツジ、モチツツジ、ミヤコツツジが多いようだが、植栽されたヒラドツツジなんかも交雑するらしく、写真だけでは微妙な花もあって、ツツジ新人のnancyには、ちょっと判別しづらいところである。

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2006年5月23日 (火)

ヤマツツジとミヤマカラスアゲハ

ミヤマカラスアゲハとヤマツツジ ツツジが美しい季節である。

ツツジにはおいしい蜜が隠されているから、子どもの頃、合弁花であるその花を、萼からすぽんと抜いてちゅっと蜜を吸った人は多いはず。

というわけで、おいしいものがあるところには、たくさんの虫たちが訪れる。
写真は、ヤマツツジの花にやってきたミヤマカラスアゲハ
相当な恥ずかしがり屋と見え、ひらひらひらと落ち着き無く飛び回ったかと思うと、森の奥に飛んで行ってしまった。

ヤマツツジの花_1 ヤマツツジ・・・(山躑躅) ツツジ科 ツツジ属 Rhododendoron obtusm var. kaempferi 山野に生える半落葉低木 花期:4~6月

山に咲くツツジで朱赤色と言えば、このヤマツツジだろう。
日陰がちな林道では花期もゆっくりと進むのか、きれいな花を見ることができた。
花はロート状で先は5裂し、上を向いた5本の雄しべと、更に長く伸びた雌しべがよく目立つ。

ヤマツツジの葉ヤマツツジの葉は、春に展開する春葉と、夏に展開する夏葉とがある。
春葉は長く大きめで秋には落葉してしまうが、夏葉は小さく暖地においては冬でも葉を残す為、半落葉樹木とされている。

ヤマツツジの葉には表裏ともに粗い毛が密生しており、特に若葉の頃は目立つ。
林道での帰り道、西からの陽を受けた毛がきらきらと光っていた。

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2006年1月12日 (木)

蝉の脱け殻

蝉の脱け殻 山で見た、蝉の脱け殻

夏場であれば何も珍しくない光景だけど、これがお正月に捉えた一コマであるから、「あら?」ってなことになる。

この葉の主は、確かどんぐりのなる樹だったと思う。
この木が常緑樹だったからこそ、この脱け殻に会えたのだが、常緑樹でどんぐりがなって、葉には小さな鋸歯(葉の縁のギザギザ)が見えるので、アラカシあたりかなぁ…?というところ。

脱け殻は、がっしりとして大きめのサイズ。セミの種類はなんだろうな?
それにしても、ここは羽化する場所としてはいかがなのだろうか?
通常は木の幹とか枝とか、もうちょっとしっかりした場所を選ぶのではないだろうか?
数年間も暗い土の中で過ごした後の、せっかくのデビューである。
それなのに、風で簡単に揺らぐような木の葉を羽化の場と決めたこのセミ。
きっとせっかちな性格だったのだろうな…なんて、セミの事情も知らずに勝手なことを考えてみる。

葉の高さは地上から50cm程度だが、樹が大きくてこんもりとしているから、ちびっ子たちにも見つからず、こうして真冬になるまでつやつやのまま守られて、この葉にずっととまってきた蝉の脱け殻。

蝉の脱け殻

…と、写真を見ていたら、殻の右上、葉っぱの縁から覗く小さな小さな触角を発見した。
この身も凍るような厳寒の中、である。
日陰には根強く雪が残る寒さの中、生き生きと活動する生命(いのち)がそこにある。

それは、深く豊かな山に抱かれて生きるものたちの、言うなればバトン・リレーみたいなものかな…と思った。

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2005年12月17日 (土)

ムクドリと柿の木

柿の木に群がるムクドリ ぎゃーぎゃーと、なにやら騒がしい声がして振り向いてみると、わ~!すごい鳥の大群!

見れば大きな柿の木が、黒山の人だかり…いや、鳥だかり。
何かなぁ~と少しずつ近寄ると、こちらの姿を捉えた神経質な鳥がばたばたと飛び立ち始め、あっという間に半数以下に減ってしまった。そこで近づくのはあきらめてその場でぱちり。

ムクドリ 今までだったら、お蔵入りの写真になってしまうところだったが、さすがは光学12倍。
引き伸ばしてみたら鳥の姿が見えてきた。
特徴的な頬とお尻の白い羽毛。
どうやらムクドリの大群らしいことが判明したのである。

ムクドリ・・・スズメ目 ムクドリ科 全長24cm程度

自慢じゃないが、鳥に関してはさっぱりだ。
ぱっと見てすぐに見分けの付くのは、スズメにカラス、ハトにツバメ…とまぁ、誰でもわかる鳥くらいである。
ムクドリ そこへムクドリという見分けの付く鳥が増えたのだから、新デジカメFZ5あっぱれだ。

この時期、数羽のムクドリが柿をついばんでいるのを見かけるのは珍しくない。
先日も、コンビニの駐車場に止めたプリちゃんの中で娘と軽く昼食を食べていると、塀を隔てたお宅の小さな柿の木に1羽のムクドリがやってきたと思ったら、1羽、また1羽と飛んできて、しまいには10羽くらいでランチを楽しんでいた。

昨日その柿の木を見たら、もはやいくつかのヘタが空しく残るばかりとなっていたので、この食欲にあってはとてもたまらないと思ったが、このムクドリ、かつてはここまで多い鳥ではなかったらしく、田畑の害虫を食べる益鳥としてありがたがられる存在であったのだ。

それなのに、昨今では街路樹が真っ黒になるほどの大群がもたらすふん害等はすさまじく、都市部でも深刻な問題となり、もはやムクドリを益鳥とは呼べない状況になっているのである。

ムクドリが爆発的に増加してきたのはここ30年ほどのことらしく、それ以前、寒い地方のムクドリは越冬することなく南に渡っていたという。
30年くらい前というと、地球温暖化による動植物の変化が報告され始めてきた頃である。
この時期の一致は、何を物語っているのだろうか。

自然とは絶妙なバランスの上で均衡を保っているものだ。
こうしたアンバランスから起きた歪みが、やがては生きとし生けるもの全てに重大な問題をもたらすのである。

この世の春といった感じのムクドリたちの姿。
彼らが何かを教えてくれているような気がしてならないのだが、考え過ぎなのだろうか。

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2005年12月 9日 (金)

冬のハラビロカマキリ

ハラビロカマキリ この寒空の下、山でメスのハラビロカマキリに出会った。
緑色の身体に太めのボディ。
見れば、“ハラビロ”なお腹がいつもに増してぽってりと大きい。
どこかに良い産卵場所はないかと探しているところだろうか。
しかし、彼女が止まっている木はフィールド・アスレティックの遊具。
およそ卵を産み付けるには適さないだろう…。

ハラビロカマキリ・・・カマキリ科 カマキリ目 Hierodula patellifera 大きさ 45-71mm

ちょっと外れたこんな時期に、こんな身重のカマキリを見ると、無事に卵が産めるのかとつい心配になってしまう。
だって、カマキリにとってはあまりにも寒い。
おまけにぱらぱらと時雨れてくるような天気である。
早いところ手近な木でも見つけて産まないと、彼女がこの世に生きた証が薄れてしまうと言うものだ。

ミルクとカマキリ …などと思っていたら、いきなりミルクとご対面!
もちろん娘の仕業だが、ミルクはべじたぶりーな犬だし、カマキリにはまったく興味がないらしい。
カマキリにしても、いきなり毛むくじゃらなのがぬっと現れたのだから、相当びっくりしたと心中察するばかりである。
当然の如く、お互いにいや~な顔をしており、「頼むから早くどこかに行ってちょうだい!」と無言で語っているのが、ごめんね、とってもおかしくて笑いが止まらなかった。

この対面の後、時雨は本降りになってしまい、カマキリを木陰へと避難させ、安産を祈りながら別れた。

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2005年10月26日 (水)

秋の散歩 …ヤマトシジミのデート

天気が下り坂に向かっているせいか、今日の夕方は風もなく気温も高めだった。
娘が部活無しで早めに帰ってきたので、ミルクと散歩に繰り出した。

yamatoshijimi01いつもの道ではなく、違う畦道へ。
一歩一歩歩くたびに、何やら小さいものがぴょんと飛び出す。
ちょっと前はアマガエルやヌマガエル、コオロギが主役だった。
それが、気温の低下と共に飛び出す質量が若干変わってきたように感じる。葉の揺れ方が軽いのである。
つまりは、もっと小さな虫たちとか。ヨコバイの類とか。

そして、写真のヤマトシジミがずいぶんと多いことに気が付く。
おまけにこちらはデートの真っ最中!
つかの間の逢瀬のじゃまをしないよう、そぉ~っと通り過ぎる。

ヤマトシジミ・・・Pseudozizeeria maha 大きさ (前翅長)9-16mm 時 期 3-11月 分 布 本州・四国・九州・沖縄

ヤマトシジミは、なりは小さいけれど丈夫な蝶で、なんと11月くらいまでは平気で飛んでいる蝶。
蝶が成虫でいる期間はそんなに長いはずはないのだから、つまりは、年に数回は繁殖をする。
そんな彼らと縁の深い草はカタバミ。
春にカタバミとベニシジミで書いたが、それこそ出会い物のようにいつも近くにいる。
この地でカタバミが枯れ果てることなど無いのだから、彼らの将来も安泰というわけだ。

さすがに夕方ともなれば動きも鈍く、おおかたはじっと何かにつかまって休んでいるのだが、騒がしい一団が通るたびに、大あわてでチラチラと飛ぶヤマトシジミに、「ごめんねぇ」と声を掛けた。

(参考サイト:昆虫エクスプローラ

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2005年10月19日 (水)

ナツアカネ ~真っ赤で小さな赤とんぼ

natsuakane-450 赤とんぼについては、若いアキアカネショウジョウトンボミヤマアカネと、3種のトンボをご紹介してきた。

今日の写真は、おそらく今年最後の赤とんぼになるだろう。
ナツアカネは、上記の3種の中では、一番小さなトンボだ。

ナツアカネ・・・ Sympetrum darwinianum 大きさ 35-40mm 時 期 7-11月 分 布 北海道・本州・四国・九州

名前はナツアカネだが、秋になってnancy家の庭に頻繁に訪れるようになった。最近では毎日のように見かける真っ赤で小さなトンボである。

成熟期のオスは、アカトンボの代名詞であるアキアカネよりも遙かに赤く、どこまでも赤く染まってしまう。しかし、秋の空が透けて見えるほどにその翅はあくまで透明である。

ナツアカネが止まっているのは、華麗に咲き誇っていたヒガンバナの、花後の姿だ。

この風景が封じ込められる一瞬、秋がより深まってきたのを肌で感じていた。

(参考サイト:昆虫エクスプローラ

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2005年9月16日 (金)

コバネイナゴ

コバネイナゴ ようやく秋!秋だぁ~!
…と、おもわず雄叫びを上げてしまうほど、爽やかな陽気である。う~ん、気持ちが良い!

早いもので、周囲を見渡せば、稲刈りもだいぶ終わっているようだ。

そんな中、どこからか、コバネイナゴがやってきた。

コバネイナゴ・・・バッタ目 イナゴ科 イナゴ亜科 
Oxya yezoensis 大きさ 16-40mm 時期 8-11月 分 布 北海道・本州・四国・九州

コバネイナゴは、イナゴの仲間なので、当然のごとく稲の大敵である。
ま、nancy家の庭には稲などないが、イネ科の雑草ならどっさりあるので、遠慮無く食べてお行き。

さてさて、あんなに暑かったのに、今朝など肌寒いくらいだったし、昼間は相当暑いし・・・
喘息をお持ちの人は発作が出やすい時期なので、疲れが溜まらないように・・・

娘も気をつけなければいけないな… と、薄い布団を出しながら思った。

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2005年9月12日 (月)

ドアノブが好きなアマガエル

amagaeru-door-b 外に出ようとしたとき、先に出た娘が慌てて言った。
「そっと開けてね!カエルがいるの」

見れば、玄関ドアのドアノブの上に、可愛いアマガエルが乗っている。サイズは中くらい。よく太ってる。1才すぎってところかな?

玄関の明かりには、毎晩たくさんの虫がやってくる。
それを狙ってカエルたちが待っている。
のんびりと昼寝をしながら、夜を待つ。

一昨年まで、この場所にはもっと大きなアマガエルが乗っていた。
おもしろいもので、カエルにも指定席があり、同じ場所には同じカエルが陣取っているようなのだ。テリトリーというほど厳密なものではなく、好きな場所とでもいった雰囲気か。

昨年はこの場所に乗るカエルはいなかった。
アマガエルは3年ほど生きるらしいので、とうとう寿命が尽きたか…と、ずいぶんさみしい気がしたものだ。

そのカエルには、「アマガエルは、周囲の色によって身体が変色する」ということを、教えて貰った。
…とは言っても、ぱっぱと鮮やかに色変わりするわけではない。時間を掛けてだんだんと変わっていくのである。
うちのドアノブ・カエルも、昼寝をしているうちに徐々に色が変化していき、しまいにはシルバー・グレーになってしまっていた。

シルバー・グレーのアマガエルはあまり可愛いものではないけれど、人間がドアを開け閉てしても平気で寝ている呑気さが好きだったので、このたびの新ドアノブ・カエル出現には、懐かしくもうれしい気分になった。

しかし、外出から戻ってドアを開けたとき、彼(彼女?)はぴょんとドア側に跳び移ってしまい、残念ながらドアノブ・カエル再来劇は、わずか2時間ほどで終わった。

世代交代にはまだまだ修行が足りなかったかな… 気が向いたら、またおいで。

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2005年9月10日 (土)

森の中で …アシグロツユムシ

ashigrotsuyumushi 夏から秋へ… 季節は流れていく。
「暑い~」と、半袖のTシャツに腕を通すのはあと何日だろう・・・
まだまだ気持ちは夏の中にいる。しかし、自然を見渡せば、季節のバトンはしっかりとタッチに入っているのだ。

写真は、アシグロツユムシのメス。7月から10月はじめまでと、ちょうど夏から秋にかけての季節を生きる。

アシグロツユムシ・・・バッタ目 キリギリス科 ツユムシ亜科 大きさ (翅端まで)20-25mm  時期 7-10月 分布 本州・四国 Phaneroptera nigroantennata

アシグロツユムシ アシグロツユムシは、その名の通り肢(あし)が黒い。もう一つの特徴は、触覚に光る星。全身を通して、なんだかとても芸術的だと思う。

それにしても、ツユムシって、なぜこんなに後ろ肢が長いのだろう?
当たり前だが、赤ちゃんの頃から長い後肢を持ち、おまけに、その長い足を、いっぱいに伸ばして佇んでいることが多い。

写真のお嬢さんも、その長い肢を思い切り伸ばして、葉っぱの上でじっとすましていた。惚れ惚れするようなべっぴんさんである。

森の中のしっとりとした空気を味わいながら、しばらく一緒に秋の気配を感じていた。

(参考サイト:昆虫エクスプローラ

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2005年9月 3日 (土)

ショウリョウバッタ 3態

ショウリョウバッタ プールから帰ってきてプリちゃんから降りるその足下から、「チキチキチキ…」と言いながら、ショウリョウバッタが飛んで行った。

うわ!よく育ったねぇ!
あの小さな赤ちゃんバッタが嘘のようだ。それもそうだ、あれはまだ6月のことだもの・・・

ショウリョウバッタ・・・バッタ科 ショウリョウバッタ亜科  Acrida cinerea 大きさ 40-80mm 時 期 8-11月 分 布 本州・四国・九州・沖縄

ショウリョウバッタは、大きいのがメスだ。写真のバッタもメス。大きく太っていて、それこそ8cmくらいある。オスは、4~5cmくらいしかない。

ショウリョウバッタのアップさて、チキチキなショウリョウバッタは、さっそく娘に捕まった。
いつも思う。絶対にショウリョウバッタは、宇宙人だ。
「コラ、チキュウジン、ハナセ! ワレハ テイコウスル…ナカマヲ ヨブゾ!」とか言ってそうな。
「娘、早く離さないと、UFOが来るよ。」

ショウリョウバッタとカマキリ こちらは、ショウリョウバッタとコカマキリのニアミス事件!

ショウリョウバッタ:「上がりま~す!」
コカマキリ:「下がりま~す!」

それにしても、大きさがこんなに違う。どちらが食べられる方なのか、一瞬考えてしまった。

そして、両者とも地面と垂直のブロック塀を、いとも簡単にするする歩いていく。
やっぱり、虫ってすごい・・・ また来年会おうね!

(参考サイト:昆虫エクスプローラ

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2005年9月 1日 (木)

赤とんぼの飛ぶ空 2 ~ミヤマアカネ

ミヤマアカネ いよいよ9月である。8月最後にぐっと涼しくなって、このまま一気に秋に突入してしまうのかと思ったら、そうは問屋が卸さなかったようだ。

今日など、湿気がぐっと押し寄せてきて、「残暑厳しき今日この頃…」てな雰囲気になってきた。
またしても大きな台風がやってきているし、秋は少しお預けになりそうだ。

さて、突然ヤモリがやってきたりして、エントリが遅くなってしまったが、先日の真っ赤なネキトンボに続いて、今日はミヤマアカネをご紹介。

ミヤマアカネ・・・(深山茜) 大きさ32-38mm 北海道-九州 Sympetrum pedemontanum 

ミヤマアカネ この夏ミヤマアカネに会ったのは、これで2度目である。一度目は山ではなく、隣の集落の田んぼで出会った。そのときの写真がこちら。
まだ暑さ厳しい7月のことだった。色の違いがよくわかる。羽化したばかりの個体だったのかもしれない。

ごらんの通り、翅(はね)に幅広い帯を持つミヤマアカネは、「もっとも美しいアカトンボ」と評されるのがうなずけるほどに、強く心に残る。
しかし、近年急速に数が減ってきているトンボだという。

なぜなら、ミヤマアカネはじっと止まった水でなく、さらさらと緩い流れを好むというのである。
どうやら一番好きなのは湿地内の小川らしく、当然だんだんと生息地が狭くなってきているわけだ。

写真のトンボがいた場所は、山の小川のすぐ近く。
せせらぎの音が絶え間なく、あたりをすっぽりと包んでいた。

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2005年8月30日 (火)

夜更けのヤモリ

yamori 昨夜… 寝る前に歯を磨こうと、宵っ張りな娘と二人で洗面所に行くと… 
こ~んなお客さんが、窓の外側に貼り付いていた。

これは、ヤモリだ。おそらく、ニホンヤモリだろう。
足先のぽちぽちが実に愛らしく、思わず見とれてしまった。

ニホンヤモリ・・・爬虫類 有鱗目トカゲ亜目 ヤモリ科  Gekko japonicus  本州、四国、九州、対馬  全 長
10~12cm 

よく似たイモリは両生類。ヤモリは爬虫類。両者には全く繋がりはない。ちなみにトカゲも爬虫類。ま、どちらもnancyは好きなのだけど・・・

※余談だが、WEBブラウザの話でよく目にする「Gekko」は、ヤモリの英名。Gekkoは、htmlを描画するGekkoエンジンのことで、Firefoxが代表的ブラウザだ。ちなみに、nancy現在愛用中のSleipnir 2.00 beta4は、IEエンジンとGekkoエンジンを簡単に切り替え可能である。

…話はヤモリに戻る。
あわてて「カメラ、カメラ!」と取りに行くその間にも娘は観察を続け、「わ~!ママ、ぺたぺたしてるよぉ~!」

「ぺたぺた」とは、その足の動きである。足先の丸いぽちぽち…と表現したが、一見吸盤のようなしろもので、身体のバランスに対していささか大きすぎるような、そこがまたたまらなくかわいいのであるが、その足を、ゆっくりと、ゆっくりと…、持ち上げて前方に運んでは、ゆっくりとおろし、丸いぽちぽちをぺたぺたと窓ガラスに貼り付かせている。その繰り返しでヤモリは前に進んでいる。すなわち、「歩いている」のだ。
この、丸いぽちぽちだが、なかなか興味深い。吸盤のようで、吸盤ではないのである。

Wikipediaに、以下の説明があった。

垂直なガラスにも登れるため、よく指には吸盤があるといわれるが、実際には指の鱗に生えている目に見えない細かい鉤型の毛を僅かな凹凸に引っ掛けている。

近年、垂直な面に接している細かい毛の表面と垂直面との間に働く「ファンデルワールス力」によって、垂直面に張り付いているとする研究報告もあり、新しい接着剤の開発に応用が期待されている。

※ファンデルワールス力は、原子、分子間などに働く力の一つ。その力は非常に弱い。この力によって出来る結合を、ファン・デル・ワールス結合と言う。

   出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 より

さて、またまた話は昨夜のヤモリに戻ろう。
夜更けの洗面所。…ちょっと想像してみて欲しい。
母娘が頬をくっつけ合い、真っ暗な窓の向こうを見つめているのである。やってる本人すら、「これはきっとおもしろい図なんだろうなぁ…」と、撮影したくなってむずむずした。
かわいい~、かわいい~!を、どれほど連発したろうか。重ねて書くが、深夜の洗面所である。(笑)
これは、ヤモリに遭遇した者でなければわからないだろう。それほど、魅力いっぱいな生き物なのだ。

ニホンヤモリは、古くから「家守」と呼ばれ、「家を守る」「ヤモリの住む家には悪いことが起こらない」などと言われて、日本人に愛され続けてきた。

ヤモリが住む家。
なんとなくうれしくなってきて、うちのヤモリがいつまでも平和に暮らせることを、心から祈らずにはいられなかった。

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2005年8月29日 (月)

あかとんぼが飛ぶ空 ~ショウジョウトンボ

ネキトンボ 以前、若いアキアカネをご紹介したが、わずか一月のうちに、山はもう秋の気配である。
日中こそ、まっすぐな陽の光まぶしく、夏は永遠に続くかのように思われるのだが、植物も虫たちも、秋の準備に余念がない。

さて、あかとんぼとは赤いトンボたちの総称であって、トンボの種名ではない。集団で飛ぶアキアカネを代表として、数種類のトンボたちがいる。

写真はショウジョウトンボである。アキアカネよりも一回りほど大きなトンボだ。特徴としては、翅(はね)の付け根がぼんやりと赤くなっている。関東以西に生息するが、数はさほど多くないという。

ショウジョウトンボ・・・Crocothemis serviana 大きさ 41-53mm 時 期 5-10月 分 布 本州・四国・九州・沖縄

池の周りで、細い葉に掴まりながら時折羽を震わせるショウジョウトンボ、秋が深まるのを待ちきれない様子だ。

それにしても、その鮮やかな赤さには目を奪われた。離れたところからも、その赤い色が葉の陰からちらちらとのぞく。

周辺は、夏の名残でまだまだ緑の色も濃い。
しかし、セミの声はアブラゼミからツクツクボウシへと替わり、オニヤンマの雄大な姿も、とうとう見かけることはなかった。

水辺に佇むショウジョウトンボのその翅に、傾き掛けた初秋の陽が反射していた。

(参考サイト:昆虫エクスプローラ

※当初、写真のトンボはネキトンボと思い、エントリいたしましたが、後日、昆虫ブログむし探検広場の園長さんより、ショウジョウトンボであると教えて頂き、タイトル、内容とも訂正いたしました。

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2005年8月28日 (日)

ヤマボウシ(山法師)と、山の民

ヤマボウシ 昨日クワガタを帰した場所のそばに、ヤマボウシの木が何本かある。

ヤマボウシ・・・(山法師) ミズキ科 ヤマボウシ属 Cornus kousa

ヤマボウシは、ミズキ科の落葉高木で、よく植栽されているハナミズキによく似た花を咲かせるらしい。
しかしこの春、この場所は何度か通ったのだが、花にはついぞ気が付かなかった。時期が合わなかったのか、樹上で気が付かなかったのか。

7月のヤマボウシ nancyがヤマボウシの木に気が付いたのは、ちょうど一ヶ月前のことだ。これがその時の写真。
とにかく暑い日だったが、その実のおもしろさは、一瞬だけ暑さを吹き飛ばしてしまうほど、強烈な印象だった。

ぴょんぴょんと元気よく上に飛び出す実!なんともひょうきんである。こんなものを見たのはこの時が初めてだった。

ヤマボウシの実 一ヶ月の間にこんなに色づいて、気が付けば、足下にも黄色やオレンジ色の実が落ちていた。いつのまにか、もう山は実りの秋を迎えつつあったのである。

  娘に「この実って、おいしいらしいよ。」と言ったか言わないか、突然、別のヤマボウシの木が大きくざわめいた。

今の、なに?!
木を切ってるんじゃない?」と娘。

違う。木を切ってるのは、もっと離れたところだ。
・・・・なんだろう・・・?

すると、またしてもヤマボウシたちがざわざわと大きく揺れ、その波がだんだん遠くなろうとしていく、まさにその瞬間、波がぴたりと止まった!

それは、向こうからじっと見つめる目!何かの木の、二またに分かれたところに座って、じっとこちらを見つめている・・・
猿だ!

野生の猿である。相当大きい。ちょうど30mほど離れた木陰から、鋭い目線を差し向けているのである。
薄暗い茂みの中ではカメラを向けても無駄なことはわかっているので、はなから撮らなかったが、動物にとって目が合うと言うことは大変重要なことだ。目が合って動かないと言うことは、お互いに意識し合って力関係が均衡している状態で、目線が外れた瞬間に雌雄を決する場合もある。

  しかし、ここは猿の方が先客。「ぼちぼち食べ頃かいな?」と、ヤマボウシの実の熟れ頃を見定めに来ていたのだ。
なにせ、彼らは山の住民なのである。
「こいつら(nancyたち)」は、ちょっと来訪しただけで、すぐに立ち去ることを、猿はよく知っているのである。

しばらく猿と見つめ合った後、あっさりと視線を外して、「邪魔してごめんね。ゆっくり食べてよ。」と、ゆっくりとその場を立ち去った。

クワガタたちを帰した後には、ヤマボウシと猿。

大きな自然に抱かれていることを、強く意識せずにはいられなかった。 

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2005年8月27日 (土)

クワガタたちとの別れ

クワガタたち 夏休み最後の週末となった。

そこで、いつものように一泳ぎした後、山にクワガタたちを帰しに行こう!ということになった。
今年、一緒に夏を過ごしたコクワガタヒラタクワガタたちである。

本来、「野や山にいるもの」の飼育は、nancyの好みとするところではない。しかし、どういうわけか毎年ごっそりと取ってくる御仁が我が家におり、諫めても諫めてもやめないし、かといって世話も一切しない。なので、仕方なく面倒を見ているといったところ。ただし、虫は嫌いではないから、結構楽しかったりもする。

なぜ夏休みの終わりに帰しに行くかというと、夏休みのさなかでは、下手なところに逃がすと、翌日誰かの虫かごに入っているかも?という「心配」があるからだ。
しかし、最終土曜ともなれば、始業式に向けての準備に余念がないはず。つまりは、子どもたちも虫取りどころではあるまい…というわけ。

さてさて、出がけの話。
飼育ケースが二箱だったので、一箱でまとめて行こうと言うことになり、少しずつマットを移していたら、中から白い物が転がり出てきた。

「あ!…」クワガタの幼虫である。それも、一匹や二匹ではない。へぇ~!と、ちょっと感激である。
…が、う~ん・・・困ったぞ。どうしようか・・・

クワガタ 成虫であれば、適当な木の根本に置けばそれでいい。しかし、クワガタの幼虫は・・・どこがいいのだ?枯れ葉の中?
いや、最近友人に聞いたのだが、クワガタの幼虫は、一匹ずつ別々に飼育するものらしいのだ。
急いでnetで調べてみると、クワガタは、複数の幼虫がいると、喧嘩をして噛み合って死んでしまうとある。ちなみにカブトは腐葉土の中に一緒くたでOKなのだが。

とりあえず、山に行ってみて、適当な場所が無かったら、また考えようと言うことになった。
クワガタ・ベビーたちの保育所になるような場所・・・すなわち朽ち木の中である。朽ち木を食べてベビー達は大きく育ち、りっぱなクワガタになるのである。

というわけで、
「朽ち木、朽ち木・・・」・・・「あった!」
雑木林の中、朽ち木が山積みになっているところを見つけ、その朽ち具合もなかなかいけてると踏み、親はドングリ(マテバシイ)の木の根本、子どもたちは側の朽ち木の中という具合に、もちろん幼虫同士はそれぞれ離れた場所に置いた。

数えたら、なんと幼虫は6匹もいた。この中で、1匹でも育ってくれれば良いのだが…
「みんな、がんばって生きてね!さよなら!」

ヤブ蚊に刺されたところを気にしながら、山を下りた。

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2005年8月 6日 (土)

秋を待つもの …アキアカネ

アキアカネ 山に入ってすぐに、娘が言った。「あ!黄色いトンボが飛んでるよ!」
・・・?はて、黄色いトンボねぇ・・・なんだろう?・・・

娘の指先を追って見ると、確かに黄色いトンボがいた。
・・・成熟を待つアキアカネだった。いわゆるアカトンボである。夏から秋へ、季節の移り変わりとともにもっともっと赤くなって、やがて澄んだ秋空を飛ぶのである。

アキアカネ・・・トンボ目 トンボ亜目 トンボ科 トンボ亜科
Sympetrum frequens 大きさ 36-43mm 時期 6-11月 分布 北海道・本州・四国・九州 (参考サイト:昆虫エクスプローラ

真夏、もう少し高い山に行くと、たくさんのアキアカネに出会う。それこそ、手を出したら掴み取りができそうなくらい飛んでいる。これは、集団で避暑に来ているのだという。

アキアカネが生まれるのは、麓の田んぼ。そこで生まれたトンボたちは、上昇気流に乗って山を登る。涼しい山で小さな虫を食べながら、少しずつ赤く、たくましくなりながら、みんなで秋を待つ。
そして秋。気温が下がるに従って、身体をさらに赤く染め、里へ里へと山を下る。山を下りたら田んぼで卵を産んで、その一生を終える。
産み落とされた卵は、土の中で冬を越し、田んぼに水が入ってヤゴとなり、そして羽化してトンボとなり、また山を目指すのだ。

ここでも、自然の生み出したダイナミックなリズムが、くっきりと浮かび上がってくる。

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2005年8月 4日 (木)

シオヤトンボ

シオヤトンボ さて、またトンボの話に戻そう。・・・

今日のトンボは、シオヤトンボ。これも、オオシオカラトンボ、ハラビロトンボと同じ池で見た。もちろん、シオカラトンボも飛んでいたし、シオカラトンボの仲間って意外と多いのである。

シオヤトンボ・・・ Orthetrum japonicum トンボ目 トンボ亜目 トンボ科 トンボ亜科 大きさ 39-47mm 時 期 4-7月
分 布 北海道・本州・四国・九州

シオヤトンボは、シオカラトンボの仲間の中では、小ぶりなようだ。ボディが太めに感じられたので、ハラビロトンボのオスなのかな?とも思ったのだが、やはり念のため、昆虫エクスプローラの所長さんに同定を願って、シオヤトンボと判明した次第。あ~、聞いて良かった。次からはなんとか自分の写真とにらめっこしながら、同定できるかな?と思うが、まだまだ無理だろうなぁ・・・。

それにしても、シオカラトンボの仲間はよく似ている。よくぞ結婚相手を間違えないものだと、いつも感心してしまうのだ。って、その違いを見抜けないのはnancyだけであって、トンボ界では何も困ることなど無いのだろう。

この池から少し離れたところで出会ったハグロトンボ、上空には羽音も大きなオニヤンマ、そして、ぼちぼちアカアカネの姿も見るだろうから、まさにトンボ王国である。

良い水、ほどよく動く水があるところ、そこは生命のパラダイスだ。水も、土も、空も、みな生き生きと躍動している。

そして、みなで調和の取れた自然の輪を形成しているのである。

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2005年8月 3日 (水)

オオカマキリの子ども…再会

今日も引き続きトンボを…と思っていたら、また予定が狂った。

なぜなら、またしてもオオカマキリの子どもの乱入である。このカマキリは、台風一過の風が運んできた贈り物で、(今年はおそらくカマキリ無しだった)nancy家の庭を賑わせてくれた珍客だ。

脱皮後のオオカマキリの子ども あの時、玄関脇の花壇のアスパラガス(なんでそんなもんが玄関横に生えてるかは置いといて…)に止まらせてさよならしたのだが、何が気に入ったか、そのままnancy家に住み着いたらしい。

そして、今日は久しぶりに一人で泳いできたnancyの、帰りを出迎えてくれたのが、あの時のカマキリだった。玄関前のステップを上がろうとして、「ん?…、あ!」となり、慌てて娘を呼び、カメラを持ってきた。

そのとき、先に観察していた娘が叫んだ。「あ!脱け殻だ!カマキリの抜け殻だよ!」※写真左下が、抜け殻。クリックで拡大。

え~~!?脱皮したの~??・・・ほ~んとだ!小さな、ETみたいな脱け殻が、アスパラガスの葉にからみついていた。抜け殻の写真も撮ったのだが、まるで幽霊みたいな不気味さなので、貼るのはちょっとやめておこう。まさに「魂の脱け殻」という感じである。生身の身体が入っているかどうかで、こうも変わるものかと思った。

猫が玄関にネズミを運んできたというのは聞いたことがあるが、カマキリが自分の脱け殻を玄関先に…っていうのは、聞いたことがない。そもそも、カマキリの殻なんて、はじめて見た。なんだかすごいものを見せてくれたようで、これはまさにカマキリの恩返しだなぁ…。と思った次第。

“本体”を見ると、まだ翅(はね)が生えていない。そうか、まだ1回以上は脱皮をすると見える。そう、オオカマキリなのだから、もっともっと大きくなるのだ。つまり、まだまだ小さな小童(こわっぱ)なのである。

オオカマキリの子ども 脱皮後のカマキリは、近くにヒシバッタがいても、目もくれなかった。しばらくはえさも摂らないのだろうか?見れば、さかんと触覚を前足(鎌)で口に持って行き、手入れをしている。天敵などが来ぬ前に、早いところ身体を正常に戻さなければ…というところなのだろう。

それにしても、我が家のアマガエル同様、このカマキリも、どこかのんびりな性格になってしまったようで、人間が近寄っても、まったく平気な顔をしていた。

う~ん、まんまと学習されたか・・・な?

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2005年8月 2日 (火)

オオシオカラトンボ

オオシオカラトンボ ハグロトンボの次は、違うトンボが続く予定だったのだが、オオカマキリの子ども乱入から、いきなり山に行ってしまったので、遅くなってしまった。
今日は、オオシオカラトンボをご紹介。

青いシオカラトンボは、「俗に言うムギワラトンボの、大人のオス」である。もとい、「シオカラトンボのメスは、薄茶色」である。つまり、「青いシオカラトンボのメス」はいないのだ。知ってた?

ただし、そこまでは知っていたnancyも、最近までシオカラトンボの仲間にもいろいろな種類がいることを知らなかった。つまり、全ての青いトンボ=シオカラトンボと思っていたのだ。

写真のトンボは、オオシオカラトンボである。これはもう、まだまだnancyには見分けが付かない。で、左サイドバー・リンク集の、昆虫エクスプローラの所長さんに同定して頂いて、判明したというわけ。

オオシオカラトンボ・・・トンボ目  トンボ亜目 トンボ科 トンボ亜科 大きさ 52-61mm 時 期 6-10月 分 布 北海道・本州・四国・九州・沖縄

2005/5/18にご紹介したハラビロトンボのメスと同じ池で出会ったのだが、見た目ボディが細くないので、(要するに、トンボ界の太めちゃん)、てっきり同トンボのオスなのだとばかり思っていたのだが、まんまと違うのであった。自然観察に、思いこみは一番の敵なりである…
…が、思い込まなくても、当分の間トンボの見分けは付きそうもなく、写真とにらめっこしては、またしても同定をお願いするのであった…。

※このたび当ブログ「今日も夢中で!」は、昆虫エクスプローラさんと、相互リンクしていただくことになりました!うれしいご報告!

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2005年8月 1日 (月)

ヒメジャノメと、ゴーヤの花

ヒメジャノメ 昨日のウラナミヒメジャノメに続いて、今日はヒメジャノメの登場。

ヒメジャノメ・・・・チョウ目 ジャノメチョウ科 大きさ (前翅長)18-31mm 時 期 5-10月 分 布 北海道・本州・四国・九州 Mycalesis gotama (参考サイト:昆虫エクスプローラ

このチョウは、nancy家周辺で撮影した。ウラナミヒメジャノメと同じく、蛇の目がはっきりとしている。残念ながら、開帳した姿は見せてくれなかったが、それでも、これだけくっきりと撮らせてくれたのだから、幸せと言えよう。

よく見ると羽の上部がやや欠けて見える。もしかすると、外敵から辛くも逃れることができた、非常に幸運なチョウなのかもしれぬ。

ジャノメチョウは、全般的に地味なイメージがあるが、ウラナミヒメジャノメも、ヒメジャノメも、「姫」が付くだけあって、やっぱりかわいらしい。
ウラナミヒメジャノメはいろいろな花の蜜吸うが、このヒメジャノメは、花にはあまり寄らず、地面近くや、こうして何かの葉に止まっていたりする。

ゴーヤの花 さて、ヒメジャノメが止まっている葉っぱ、キュウリの葉かなぁ?と思っていたら、後日見に行って、昨今人気のゴーヤであることが判明した。

これまた、お花が実に可愛いのである。ゴーヤはちょっと苦手なnancyだが、お花の可憐さに、少し食べてみようかな?と思ったりした。

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2005年7月31日 (日)

ウラナミヒメジャノメ

ウラナミヒメジャノメ 夏の山の楽しみ…。いろいろあるだろうが、nancyは虫たちに会えるのがうれしい。

もちろん苦手な虫もたくさんあって、まず「刺すたぐい」はごめん被りたいのだが、nancyは、虫は好きでも触りたい方ではなく、ただ見つめ、写真が撮れればそれでうれしいので、毛虫なんかも結構好きである。もちろん、トンボやチョウに出会えて、おまけにばっちりと写真が撮れれば、もう最高!である。

さて、このウラナミヒメジャノメは、山でも低い場所、小さな池から少し入った場所で飛んでいた。ジャノメチョウの「蛇の目」とは、もちろんヘビの目である。蝶にとって、恐るべき天敵である「鳥」が怖がるのが「ヘビ」、その蛇の目をくっきりと羽に印したチョウがジャノメチョウである。

ウラナミヒメジャノメ・・・チョウ目,ジャノメチョウ科 大きさ (前翅長)18-24mm 時 期 4-9月 分 布 北海道・本州・四国・九州 Ypthima argus  (参考サイト:昆虫エクスプローラ

「ウラナミ」とは、この写真でも見ることができる、「波模様」のことだろう。そして、「ヒメ」は、「小さい」という意味なのは、野草と同じ理由だろうから、なかなかわかりやすいネーミングである。

ウラナミヒメジャノメ このウラナミヒメジャノメは、結構じっくりと姿を見せてくれたうれしいチョウだったが、もう一つプレゼントをくれた。開帳した写真も撮らせてくれたのである。

これまた、くっきりとしたお目々がぱっちりではないか!閉じている姿とは全然違う表情である。なるほど、こうしていれば、虫ではない“なにか”の目に見える。それにしても、目の中の“星”までちゃんとあるのには感心した。これでまつげまであったら、まるで少女漫画…はちょっと無理でも、小さい子向けのキャラにはなりそうである。

心の中で撮らせてくれたお礼を言うと、ヒメウラナミジャノメは、またひらひらとどこかへ飛んでいった。

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2005年7月29日 (金)

オトギリソウに誘われて… ~アブラゼミ

アブラゼミまるで追いかけっこのようになってきたが、オトギリソウの花が見たくて、翌日も山に出かけたのだった。
しかしオトギリソウはまだつぼみ。。。さぞかしがっかりしたろうか?…
いやいや、それどころか、やっぱりさすがは山…。眺めれば命、命、命のオンパレードに、すっかり興奮気味のnancyだった。

五感に飛び込んでくるもの、まずは耳からだ。プリちゃんを止めて外に出ると、真っ先に聞こえたのが、ウグイスの高く澄んだ声。そして、蝉の声・・・ご存じアブラゼミの声である。子どもの頃には、蝉はたったの1週間しか生きないと聞いて、ひどくかわいそうに思えたのだが、考えたら、幼虫の期間が約6年間(アブラゼミの場合)と長く、一生で見れば虫の中では一番の長生きになる。そして、最後の最後で恋人と巡り会えて自由に空を飛び回れるのだから、これはこれで幸せな一生のような気がする。

アブラゼミ・・・カメムシ目 セミ科 Graptopsaltria nigrofuscata 大きさ (翅端まで)53-60mm 時 期 7-9月 分 布 北海道・本州・四国・九州 (参考サイト:昆虫エクスプローラ)・・・えっ!?・・・セミって、カメムシ目だったのか・・・?

夏も暑さが最盛期となってくると、夜間、ベランダなどにアブラゼミがジジジジ・・・・!と飛び込んでくる。つまんで外に出してやっても、またバタバタと入ってくる。
一生を終える前に、何かやり残したことはないか?良い一生だったか?

いやいや、そんな人間ごとき戯言は、絶対に思わないに違いない。次の世代を確実に残す。それだけがセミの使命なのである。

そして、山では、そんな弱ったアブラゼミをさっと銜えて飛んでいったのが、オニヤンマだった。さすがに速すぎてカメラを構える暇もなかったが、数回にわたって勇姿を見せてくれ、そのたびにどきどきさせてくれた。

自然の中では、全てが絶妙なバランスを持って、全てがよどみなく営まれるのである。

全てが…。 そう、人間だけを除いた、全てが、である…。

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2005年7月27日 (水)

オオカマキリの子ども

台風一過の冴えた青空。洗濯物を干そうと2階のベランダに出ると、意外なお客さんに遭遇した。

カマキリの子どもだ。まだ翅(はね)も生えていないし、全体に細く柔らかそうである。長さはざっと6cmくらいか…

オオカマキリの子ども洗濯物のことなんてすっかり頭から吹っ飛び、「ベランダにカマキリがいるよ~!」と娘を呼ぶと、「ほんと~~!?」と、うれしそうに娘がやってきた。「うわぁ~!かわいい~~!」アマガエルもカマキリもめちゃくちゃ大好きな、変な親子である。

台風の翌日は、いつもと違ったことが起きる。それは、強く吹き戻す風のせい?それとも、攪乱された大気に惑わされるせいかもしれない。
飛ぶすべを持たない子カマキリが2階のベランダにいるのも変なのに、なぜかさらに上に登ろうとするので、「ちょっと待って。」と、止めた。それ以上登ると鳥がたくさんいるよ。そっちは君の行くべき道じゃない。

カマキリの目の前で、カメラのストラップをぶらぶらと動かしてみると、獲物と思ったのか身体をゆらゆらと揺らし始め、だんだんと近づいてくる。やがて、うまいことストラップに掴まり乗ってきた。

ookamakiri-upごめんね。と、ちょっとつまんでみた。胸の間が黄色い。どうやらオオカマキリのようだ。今年は卵を見なかったから、もう会えないかも…。と思っていたので、喜びもひとしおだった。

オオカマキリ・・・カマキリ科 カマキリ目 Tenodera aridifolia 大きさ 68-95mm  時 期 8-10月  分 布 北海道・本州・四国・九州  

カマキリの子どもは、しばらくストラップの上でくつろいで、自慢の鎌を磨いたりしていたが、そろそろ別れる潮時である。

オオカマキリの子ども3一瞬どうしようかと思ったが、ストラップからうまくカメラに乗り移らせて、家の中の階段を運び、玄関から庭に出して緑の葉に掴まらせた。
最後のサービスに、ちょっと振り向いてカメラ目線。

さよなら、またおいで。 …とっておきの一枚になった。

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ハグロトンボ …水辺にて

ハグロトンボしばらく「湿地周辺の植物」が続いたので、ちょっと一服?しようかな。

さて、水のあるところにはトンボがいる。蓮池あたりだけでも、数種のトンボを見かけた。
写真のトンボは、ハグロトンボ。名前の通り、羽は漆黒、そして、このボディの光沢のある青緑はどうだろう・・・ 思わずため息の出そうな、何とも言えないグラデーションではないか!

ハグロトンボ・・・トンボ目 Calopteryx atrata 大きさ 57-67mm 時 期 4-7月 分 布 北海道・本州・四国・九州 (参考サイト:昆虫エクスプローラ

一口にトンボと言っても好む場所は様々で、ハグロトンボはどちらかというと薄暗いところが好き。いつも、このアジサイ付近でnancyを出迎えてくれる。この時など、3匹がらみで恋のデッドヒート真っ最中、あっちでひらひら、こっちでひらひら、見ているだけでもまことに楽しかった。

このハグロトンボ、割と低い場所を、ひらひらひら…とゆっくりと飛んでは葉につかまり、つかまったと思ったら、またひらひらひら…と飛ぶ。動きそのものはあまり速くないので、簡単に撮影できそうに見えるのだが、意外にくせ者で、葉に止まったところを撮ろうとするこちらの動きを敏感に察知して、すぐにひらひらひら…と飛んでしまう。そして、また止まってはひらひらひら…… その繰り返しで、なかなかまともに撮れないトンボなのだ。

トンボがじっとしてくれていると、今度はこの細いボディの為に、nancy愛機のピントがなかなか合わない。やっとこピントが合ったときには、すでにハグロトンボはファインダーの中から消え失せているといった次第。

この写真も、実は3度目の来訪時でやっと撮れた。振られ続けた恋人に、やっと「yes」と言ってもらえた瞬間だった。

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2005年7月 9日 (土)

石垣の間から…ニホントカゲ

tokge01昨日の続き。ニホントカゲの話である。

爬虫類が苦手な人にはまことに申し訳ないので、サムネイル写真を小さめにした。なので、大丈夫な人は是非クリックしてほしい。…って、本当に可愛い、小さな小さなトカゲである。

さて、ネジバナを撮影中、娘が見つけたトカゲは、石垣の間に潜んでいた。ちょっとヘビっぽいけど、間違いなくトカゲ。

昨年は、庭でニホントカゲの幼生を何度か見た。トカゲの赤ちゃんは頭からブルーのストライプが走り、そのしっぽが、これまた信じられないほど青い。それはそれは美しく、nancyと目が合うと、ほんの一瞬立ち止まって、次の瞬間にはささっといなくなってしまうのである。その間の動きには一つの無駄もない。
ところが今年は一度も会わないのだ。さみしいよぉ・・・と思っていたところなので、本当にうれしかった。

ところが、ごらんの通りの暗さである。nancyの愛機はごく普通のデジカメなので、ちょっとこれ以上は無理。
困ったなぁ・・・と思って、なんとかピントを合わせようとしていると、背中越しに声がした。

「何してるの?」と、にこやかな笑顔。娘の同級生のお母さんだ。
「いや、あの、写真を…」ちょいとばかり焦るnancy。
「何の写真?お花?」・・・石垣の中程に向かってしゃがみ込んでいるのだから、さすがに花とは言えない。
「あ、うん、・・・トカゲの写真。」・・・潔く白状した。うん、そうだ。人間、常に潔くなければならぬ。
彼女は一瞬言葉を失ったかのように見えたが、「あ、そう・・・じゃ、また・・・」と、足早に去っていった。

きっと、また一つ変人伝説の逸話が一つ増えたに違いないなぁ。
tokage02な~んてことを一瞬思ったが、すぐに忘れて、…さてと・・・トカゲはどうしたかなぁ?逃げてしまったろうか?・・・と石の間を覗くと、人間たちの声に体勢を変えたようで、なんと、光の届く位置に姿を見せてくれているではないか。

急いでシャッターを切った。目が合うと、なんだかどきどきした。
その横顔には、気品さえ感じられる。
そして、唐突に「あること」に気がついた。

そうだ。人間がこの地球に出現するずっと前から、彼らの仲間は「ここ」に住んでいるのだ。

心の中でつぶやく。
・・・なんだか生きにくい世界にしてしまって、ごめんねぇ。

そして、そっとその場を後にした。

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2005年7月 3日 (日)

雨が降る… アマガエル本番

朝からしとしとと雨が降り続く。
昨日からの雨で、ようやく地表も冷えてきたのか、若干の涼しさを覚える。

激しい雨が被害をもたらしている地域もあるようなので、心からお見舞い申し上げるが、この地域にとっては、久し振りの雨らしい雨である。ようやく梅雨入りしたのかと、一言皮肉も言いたくなるほどだ。

amagaeru_ajisaiこの雨は、きっと植物にとって恵みの雨。生きとし生けるもの全てにも、等しく恵みをもたらす。

nancyの大好きなアマガエルの赤ちゃんたちも、この雨の中、元気よく動き出した。
nancyは、彼らに会うためにこの地に来たような、そんな運命じみたものも感じるほどなので、この時期“ちびガエル"を見かけるたびに、歓声を上げてしまう。

nancy家の庭で育った大人カエルは、すっかりのんびり屋になっていて、人間が近寄っても逃げることを忘れてしまったかのようだが、“おちび"たちはまだまだ警戒心が強い。

先ほどなど、やまない雨に痺れを切らし、プリちゃんに積んだドッグフードを降ろして家の中に入れようと玄関に近付くと、玄関ドアに3匹もの“ちびガエル"が貼り付いていたので、その可愛らしさたるや、娘と二人できゃ~きゃ~大騒ぎをしてしまった。

夜になると、玄関の灯り回りに虫が来る。その虫を狙ってカエルたちが待っている。いったい誰に聞いたのか、毎年繰り返される光景。
アマガエルは平和そのものだ。

見つめる私たちも、心から平和な気持ちになってくる。

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2005年6月29日 (水)

ショウリョウバッタの赤ちゃん

ショウリョウバッタの赤ちゃんやっと、梅雨らしい日になった。

それでも枯れてる場所にはまだ降らぬ。
とはいえ、上越地方ではまたしても豪雨の被害という。
まったく、この世の中のように、バランスの悪いことだと思う。

夕方、雨も上がっている様子なので、散歩に出掛けた。念のため、傘を一本手にする。これはお守り代わりだ。持っていなければ、いきなりの土砂降りに遭うかも知れない。

気温は少し下がったものの、相変わらずの蒸し暑さ、ミルクも舌を出して歩いている。

さて、娘はバッタが大好きだ。草むらでバッタを見つけると、大喜びで捕まえて、手に載せてしばらく遊んでは放している。

ショウリョウバッタやオンブバッタ、ツチバッタ、etc..…たくさんの赤ちゃんがnancy家の庭には住んでいて、こちらが歩くとあっちこっちで葉が揺れる。ショウリョウバッタの赤ちゃん

中でもこの子は本当に小さな子。
指の上でもこの大きさ。(笑)
ショウリョウバッタの顔は、なんとなく宇宙人ぽくて好き。
チキチキ…と聞こえる鳴き声?も、どことなく宇宙っぽくて好き。

雑草だらけのわが庭では、食料だけは事欠かない。
モリモリ食べて、大きく育てよ。

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2005年6月23日 (木)

サナエトンボ

komichi自転車にまたがり、少しだけ足を伸ばしたら、こんな小道を見つけた。
左は川。右は林。どこまでも続くかのような、細い道。

おそらく軽トラックしか走ったことがないのだろう。2本の轍(わだち)の跡を、娘と並んで走る。

ふと、行く手前方、それも小石だらけの道の上に、一匹のトンボが止まっているのを発見した。sanaetombo
サナエトンボだ。イネの苗がまだ若い頃に見られるトンボだから、早苗蜻蛉。サイズはシオカラトンボよりもずっと大きい。

行きも帰りも、砂利道にご執心で、なぜこんなことをしているのかと思ったら、サナエトンボは、平面に止まるのが好きなのだという。なるほどNetで探してみても、確かに平らな葉っぱの上なんかに居る写真が多い。

ふ~ん、トンボと言えば「竿の先」…と思ったら、大きな間違い。それは童謡「赤とんぼ」。
確かに、赤とんぼは細いところに止まるのが好きだけど、こうしてぺたっと地べたに止まるのが好きな、ジベタリアン・トンボもいるのだ。

やはり、何事も決めつけてはいけないようである。

※いつものように、同定には、昆虫エクスプローラ昆虫ブログの親サイト)の園長さんに、お願いしました。ありがとうございました。

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2005年6月19日 (日)

クマバチの羽音

クマバチぶ~~ん!ものすごい羽音だ。それも、低く強く風を震わせ唸っている。
いったい…

先日行ってきた、国指定の湿地のすぐ際、ガマズミの花の回りで迫力満点なホバリングを披露してくれたのが、この虫だった。

どこかで見たような、もこもこの毛皮をまとったような姿。間に水路を挟んでいるのにもかかわらず、サイズもなかなかで、その羽音たるや、恐怖心を感じるほど。そして、写真でみると羽根がこんなに青い。いったい何の虫かなぁ?と、いつものように、昆虫ブログ むし探検広場の園長さんに同定をお願いしたところ、これはクマバチであるそうな…。

へぇ~、クマバチかぁ~~… 羽根が青いなんて知らなかった。もしかしたら、この青さは光の加減なのだろうか・・・
しかし、昭和20年代から守られてきた湿地に住む、どこか現実離れした森の精にも思え、どこか憧れにも似た気持ちの方が強かった。

クマバチは、身体も羽音も大きいので、なんだかすごく怖そうに見えるのだが、人を襲うことはない。ひたすら花の蜜を求めて華麗にホバリングしているクマバチ

熊蜂と言えば・・・当然の如く、nancyの頭の中では、あの超絶技巧な「熊蜂の飛行」が鳴り響いてきた。

う~ん、我ながらそのまんまだなぁ~…想像力の貧困さには、反省しきりである。

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2005年6月18日 (土)

アジサイとカマキリの赤ちゃん

紫陽花の花いつものように、午後500mほど泳いだ後、なんとなく山に行きたくなった。

いや、実は「なんとなく…」ではなく、大変小さなあるお花に会いに行ったのだ。

その花の話はまたにするとして、山の麓では植栽された色とりどりのアジサイが咲いており、しばらく佇んで目を楽しませていた。

すぐ近くには沼があり、実にたくさんの虫たちが住んでいる。
今日最初にお目に掛かったのが、赤ちゃんカマキリだった。
あ、その前に、黒いトンボを追いかけていたのだが、娘の「わぁ!カマキリの赤ちゃん!」の声には、心奪われてしまった。
カマキリの赤ちゃん
nancyはアマガエルも好きだが、カマキリも大好き。今年は庭でカマキリの卵が見つからず、とてもさみしい思いをしていたから、うれしさも一塩である。

それも、アジサイの花の中。花びら(アジサイの花びら=萼であるが…)が、巨大に見える。
花にやってくる小さな虫を待っているのかな?
それとも、既に獲物を見つけていて、ご自慢の小さなカマでしとめるべく、狙いを定めているのかな?

自分の背後から、誰かがカメラを構えているなんて、知る由もないのか、知ったこっちゃ無いのか、じ~っと集中し続ける赤ちゃんカマキリ…それを見つめるおかしな人間たち。

…それは、ちょっと奇妙な瞬間だった。

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2005年6月17日 (金)

ツバメの知恵

だるい… 空気が重く、身体にまとわりつく感じがする。

私たち人間でさえ、この湿気は重たく感じるのだから、小さな羽虫たちにとっては、大変な重さになるかも知れない。そう、羽虫たちは、こんな日は「高く飛べな~い」…のである。ただし、虫たちは、「じめじめの湿気は好き~~」なので、いささか矛盾した気持ちかもしれない。

雨の前はツバメが低く飛ぶと言う。
それは餌の虫たちが高く飛べなくなるからだ。餌が低い場所にあるから、必然的にツバメの飛行高度も低くなると言うわけ。

ツバメは、どういうわけか、子どもの声がする賑やかなところに巣を作る。保育園などは巣作りに格好の場所だ。
学童もしかり。それまでは、巣をかけなかった場所なのに、きゃーきゃー子どもの声がするようになったら、安心して巣を作りに来た。

ツバメたちは知っている。人間が「ツバメを愛している」かどうかなんてことは知らないが、ともかく、多くの人間はツバメを傷つけたりしないことを知っている。人間の子どもたちの声が満ちている場所には、天敵のカラスたちもやってこないことを知っているのだ。

赤ちゃんツバメ昨年は、台風がたくさんやってきて、ツバメの巣も風の直撃を受け、落ちてしまった。
これは、その時の写真。
学童の子どもたちは、一生懸命にすり餌をやったりしたのだが、残念ながら子ツバメたちの命は短かった。

子ツバメたち、今年は、無事に育てよ。

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2005年6月16日 (木)

アメンボ滑る

アメンボ雨上がりの田んぼ。
アメンボが水面を滑っている。
「表面張力」と言えば、アメンボを思い出すほど、その巧みな水面走りはさすがである。

アメンボは、こう見えても肉食である。と言っても、食べるのは他の虫。(正確には、食べるんじゃなくて、体液を吸う。)
なので、庭木のアブラムシで飼うことも可能らしいが、さすがにあまり飼いたいとは思わない。(娘は、飼ってみたい雰囲気であるが…)

水たまりにアメンボがいると、どこからやって来たのかと思うが、降って湧いて出てくるわけではなく、ちゃんと羽根で飛んでくるらしい。が、カトンボの親戚でもないらしい。
考えると、しみじみ不思議な虫である。

こんな、アメンボの疑問に答えてくれるサイトを見つけた。

アメンボ研究所
読んでみると、なるほどである。アメンボについていろいろな事がわかってくる。
是非一度ご訪問されたし。

アメンボは、油の浮いた汚い水では溺れてしまう。
彼らの住める、きれいな水環境を残していきたいと願う。


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2005年6月10日 (金)

梅雨を待つもの・・・カエルたち

カエルどうやらぼちぼち梅雨に入るらしい。

娘は、学校のプールが待ち遠しいのだが、毎年梅雨の時期に重なるので、恨めしそうに空を見つめる。

片や、カエルたちは梅雨が待ち遠しい。曇り空の下、あぜ道を歩くと、ぴょんぴょんと次から次に跳ねて、水にぽちゃりと飛び込む。

「そんなに焦って逃げなくてもいいのにね。」と言いながら、「でも、決して間抜けなカエルを踏みたくはないぞ。」とも思う。

nancyはアマガエルが大好きだ。で、この写真のような、ヌマガエル(ツチガエルか?)は?と言うと、ま、そこそこだ。大好きではないが、嫌いでもないってところ。

水に飛び込んだヌマガエル。水の中から顔と同時にぽこりと泡を吐き、「やっほ~!梅雨だ!梅雨だ!」と言ったとか、言わないとか・・・。

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2005年6月 8日 (水)

ガクアジサイ梅雨も間近と迫ってきた。

ここ二日ほどは、昼間は暑いが、夕刻ともなればぐっと涼しくなってきている。とは言え、これは屋外でのお話。

よその地域の方より「を見た」との連絡を貰い、あれ、もうそんな頃かな・・・と思った。
は、むっとした蒸し暑い夜に飛ぶ」と、思い込んでいたせいかもしれない。
そこで、見れるかどうかはわからないが、娘のピアノのレッスンが終わるのを待って、蛍の様子を見に行くことにした。

幸せなことに、近くの川では毎年が飛び交う。もちろん、地域ボランティアの力で守られているわけだ。
の川は、娘の通っていた小学校の裏手にある。当然教育の現場では、の話は頻繁に登場するだろうし、校内にも無論カワニナの水槽が置いてある。

え?カワニナってなに?
カワニナは、タニシの仲間みたいな貝だ。実際、細長い位で生態はほとんど変わらないらしい。唯一違うところが、の餌としてのカワニナの存在意義である。
カワニナは、タニシが好きそうなど~ろどろの汚いところには住まない。かといってピカピカにきれいすぎる水(自然の川ではありえないが)にも住まない。まことにびみょうな感覚の貝なのだ。
しかし、ゲンジボタルの幼虫は、なぜかカワニナしか食べない。多分もっとおいしい貝もあるのにねぇ。惜しいもんだ。…ということで、このびみょうなカワニナを育てる為の水が必要になってくるわけだ。

さてさて、の様子はどうだったろう?これが、見に行って大正解だった。
下まで降りることができる秘密の階段(嘘)があるのを思いだし、暗闇の中用心しながら水辺まで降りると、
「あ!光った!・・・あそこにも!・・・」
範囲が広いせいもあって、乱舞とまでは行かないが、ぱっと見て10匹くらいは飛んでいただろうか。ふ~っと光っては消え、またふ~っと光る。どうやら発光パターンにもリズムがあるらしく、光りっぱなしではないのである。

風は冷たさを覚えるくらいであったが、お陰で蚊に刺されることもなく、ひとしきりの幻想を楽しんだ。
プリちゃんに戻ったときに娘が、「あ、眩しい。」と言った。そう。車内灯が眩しく感じられるほど、蛍の光は優しかったのである。

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2005年6月 3日 (金)

ノイバラと、奇っ怪な植物 その2

ノイバラ  ノイバラが美しく咲いている。

これは、先日書いた市民緑地近くでの一コマ。

ノイバラ・・・野茨 Rosa multiflora (バラ科 バラ属)

実は、このノイバラも普通のノイバラではなく、どうやら本州では珍しいお花らしいのだが、残念ながら今回の主人公は、このノイバラではない。

お花の下の方に、なにやら赤い玉が映っているのが見えるだろうか?

鮮やかな色が、あまりに美しい。何かの実?いやいや…、これまた、またしても虫こぶ(虫えい)なのである。

虫こぶについては、ヨモギハエボシフシでご紹介したが、今回のは、バラハタマバチの作るバラハタマフシという虫こぶである。

バラハタマフシ それにしても美しい。見つけたときは、「もしや、また虫こぶかもしれない…」と内心疑りながらも、娘と小枝の先でつんつんしながら、「バラの実?いや~、へんてこな付き方だから、植物じゃないよねぇ」と、なかなかその場を離れることができなかった。

今回も、そのまんまなネーミングなところを見ると、バラハタマバチという蜂の一生が、なんだか窺い知れるようなのだが、世の中いろいろな事情のある虫が多いらしく、更にトゲトゲが長く、まるで星のような形になるものもあるらしいのだ。
え?それって、運の良い大当たりなハチ!?と思いきや、これは更に、中の幼虫が「寄生バチ」に寄生されたもの…

う~ん・・・もう頭が付いていかない。…まことに不可解な、虫の世界の物語である。

※バラハタマフシの同定、及び解説につきましては、昆虫ブログ むし探検広場の園長さんにお願いいたしました。ありがとうございました。

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2005年6月 2日 (木)

イチモンジセセリとノアザミ

イチモンジセセリとノアザミ そ~っとそ~っと… 気配を殺して辺りに溶け込む…。
イチモンジセセリがノアザミの花にとまっているのだ。
暑さを覚える日差しの下で、長いストローを伸ばして熱心に蜜を吸っている。

ノアザミは、2005.05.20の写真とは違い、ほとんど花粉が見られないことから、雌性期なことがわかる。つまり、他の個体から花粉を貰える状態なのである。

イチモンジセセリは、セセリ蝶の仲間だ。
英名  rice skipper  昆虫綱  鱗翅目 セセリチョウ科

後翅(後ろ羽根)に白い斑点が並び、一文字模様に見えることから、イチモンジセセリと呼ばれている。大きな目がすこぶるチャーミングで、nancy的にはかなり好きな蝶々だ。

さて、このイチモンジセセリ、成虫になると可愛らしく花から花へと飛び交う蝶なのだが、幼虫の頃は大の嫌われ者だ。
それもそのはず、イチモンジセセリの幼虫は、イネ科とカヤツリグサ科の植物を食べるのである。イネ科?!・・・そう!イネ=稲である。お米の大敵なのだ。

と言うわけで、イチモンジセセリの赤ちゃん時代は、又の名をイネツトムシと呼ばれ嫌われながらも、果敢に生きているのであった。

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2005年5月28日 (土)

奇っ怪な植物?・・・虫こぶ

ヨモギハエボシフシ 森でへんてこなものを見つけた。
ヨモギの葉に、なにやらおかしなつぶつぶが付いているのである。

動く様子はない。そっと触ってみたが、見た目も触り心地も完璧に植物だ。
何かの芽のようでもある。しかし、この葉は、まぎれもなくヨモギである。それも葉の先に乗っかるように、何かの芽が?…これは不自然だ。う~ん、大いに怪しい。なんだか虫っぽい匂いがする。(って、匂いは嗅いでない。…念のため)

ヨモギハエボシフシ  と言うわけで、いつもお世話になっている、昆虫ブログ むし探検広場の園長さんに教えて頂いた。

答えは、じゃ~ん!果たして虫の仕業であった。
このつぶつぶは、虫こぶ(虫えい)というものなのだそうだ。それも、写真のつぶつぶは、「ヨモギハエボシフシ」と呼ばれるそうで、「ヨモギの葉の、烏帽子(えぼし)型のふし」というわけ。な~るほど!

"植物チック"なのもそのはずで、園長先生によると、「植物の組織が変化してできるもの」。つまり、こぶの表面は、ヨモギの細胞で出来ているのである。そして、中には「ヨモギエボシタマバエ」というハエの幼虫が1匹ずつ入っているのだそうだ。

他の虫ではありえないネーミングなところを見ると、いったいどういう一生を送る虫なのだろうか。まさにヨモギと共に生きているわけで、ヨモギ無きところでは生息できないというわけだろうか?

虫こぶの分野では、かなり有名なハエらしいのだが、実際に成虫の姿はどんなのか、知りたいものだと思い、今日同じ場所に行ったのだが、さっぱりと草刈りされてしまって、とうとうお目に掛かることができなかった。う~ん、残念だ。

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2005年5月19日 (木)

今日も白サギ

白サギの親子 所用で学童へ自転車で行った帰りに、昨日アップしたのとは別の、白サギの親子に会った。

一番左が、親鳥で、子どもが真ん中、右である。
昨日の写真の鳥とは、個体が違うだけでなく、おそらく種類も違うように思う。昨日の鳥よりもだいぶ大きいし、幼鳥のボディがグレーだ。

餌は、豊富にいる虫たちや、nancyの大好きなカエルたちだろう。こうして生態系がちゃんと循環しているのを見ると、やはり安心するのである。

幼鳥とは言え、羽ばたいたときには、バサバサと音が聞こえてくるようで、結構迫力がある。こんな鳥たちが、家のすぐそばにやってくるのだから、これは本当に幸せなことである。

時折こうして羽ばたいては、いつか遠く旅立つ練習をしているのだろうか。

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2005年5月18日 (水)

白サギの親子~ 初めての定期テスト

白サギの親子 ちょっとピントが甘くて申し訳ないのだが、田んぼに水が入ると、こうして白サギの親子が餌探しをしているのを、よく見かける。白サギというのは総称で、そんな名の鳥はいない。コサギやチュウサギ、ダイサギ、その他がいるらしいのだが、nancyはまったくわからない。(詳しい方がいらっしゃったら、どうか教えてください。)

真ん中の、頭が黄色いのが幼鳥で、あれよあれよと大きくなって、黄色い部分もどんどん少なくなっていく。
この家族は全員で5羽らしく、この写真に写っていない子どもがあと2羽いるのだが、面白いことに、5枚ほど撮った写真のどれもが、ちゃんと親が子どもを挟んで映っていた。
時折カラスがやってくる以外には、目立った天敵もいそうにないのだが、常に用心深く子どもを守っているのだ。
これだけの家族の腹を満たすほどの餌があるとは思えないのだが、いったい何を食べているのだろうか。

さて、娘は、明日からの中間テストを控えて、ここ数日、生まれて初めてテスト勉強なるものをしている。ついこの前までランドセルを背負っていた姿が嘘のよう。白サギと同じく、あれよあれよと頭の黄色が取れて、あっという間に大きくなってしまいそうだ。

貴重な時間を大切にしなければと、改めて思った。

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水とハラビロトンボ

ハラビロトンボのメス きれいな水のそばには、いろいろな植物が生えるし、虫たちも、カエルも、ヘビも、鳥たちも暮らしていける。
この場合のきれいな水とは、生きている水であって、水道水ではない。

nancyは、今のアマガエルが遊ぶ庭のある家に越す前、車で10分ほど、町に近いところに住んでいた。
ほんの10分の距離であるのにも関わらず、生態系は大きく違っていたように思う。

側溝には、ザリガニが住んでいたが、生活排水は垂れ流しだった。田んぼからはウシガエルの声は聞こえたが、可愛いアマガエルは居なかった。もちろん蛍も居なかった。

人間が暮らしながら自然を侵さないためには、それ相応の努力が必要だ。しかし、共存していこうという気持ちがあれば、できないことではないのかもしれない。この地に住んで10年を越すが、最近そう思うようになってきた。

池で、ハラビロトンボのメスが佇んでいた。

※ハラビロトンボの同定については、昆虫ブログ むし探検広場の園長さんにお世話になりました。いつも、ありがとうございます。

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2005年5月 4日 (水)

シラン(紫蘭)とアマガエル

シラン(紫蘭) 田舎の道は細い。特に集落の中は、うっかり車で入り込むと、さんざんな目に遭うことがある。
しかし、そんな路地裏には楽しみがたくさんある。季節ごとに色とりどりに楽しませてくれる花たちがいる。

あるお宅の庭先では、日を浴びて紫蘭が咲いていた。東海地方に住んでいるが、こちらの方は、地震よりも台風の備え一番ということで、一段高くしてあるお宅が多い。おかげで、通るnancyたちの目の高さに、花の一番美しい姿があるものだから、つい足を止めて見入ってしまう。
紫蘭の花
このシラン(紫蘭)も、本来ならかがまないといけない高さだが、まさに見頃な位置に花があり、こんなに見事な花だったのかと、今更ながらに驚いた。

そこへ、もうひとつうれしいことがあった。
もう一度、上の写真の左の辺りを見て欲しい。アマガエルがシランの葉につかまって、のんびりと昼寝をしているのだ。(カエル嫌いでなかったら、是非写真をクリック!)多分、生まれて3年目くらいのアマガエルではなかろうか。冬眠から目覚めても、まだまだ眠いらしく、こうして昼寝をしていると見える。

nancyは、アマガエルが大好きで、彼らに会う為にこの地に来たのだと思っている。nancyが生まれ育った東京も、昔はずいぶんのんびりとしていて、毎年小学校や大きな公園の池から、カエルの卵を取ってきては育てていた。が、それらがアマガエルだったのかどうかまでは、よく覚えていない。カエルになった途端、生き餌しか食べないからと、父に言われて放しに行ったのを覚えている。

さて、アマガエルはまさに平和そのものだ。このカエルも御多分に漏れず、一時間後に通ったときも、まったく同じ姿勢で昼寝をしていた。
思わず、一言声を掛けたくなるのをこらえて、そっと通り過ぎた。

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2005年4月16日 (土)

カタバミとベニシジミ

カタバミの花 気持ちの良い天気が続いている。
河原に行くと、カタバミの花の黄色が、春の陽によく映えていた。小さいけれど、よく整ったきれいな花だ。園芸種のオキザリスの仲間なのが納得できる。

カタバミ・・・Oxalis corniculata L. カタバミ科 カタバミ属

葉は、「睡眠運動」と言って、夕方になると葉を閉じるので、「方喰」「傍食」などと書く。

カタバミとベニシジミさて、カタバミの回りをベニシジミが飛んでいると思ったら、いつの間にか2匹に増えて花の間を戯れていた。自然とは本当によく出来ているもので、時期さえあっていれば、一匹だけ羽化してしまって困ったりすることは無い。当たり前のようだが、ちゃんと同じ時期に、同じ仲間が揃うようになってるから不思議である。

小さなシジミ蝶が、小さなカタバミの花の蜜を吸う。庭に咲けば嫌われ者のカタバミだが、この小さな世界においては、自然が作り上げたシステムを、しっかりと担って存在しているのがよくわかる。

アカカタバミさて、ずっと前から気になっていた、葉の赤いカタバミも、近くに咲いていた。まるでカタバミが紅葉してしまったように見えるが、葉の大きさも、繁茂の様子も、全てがいくぶん小さい。よく見ると、花びらの根元にも、差し色のように赤が入っている。
図鑑には、アカカタバミという名称しか載っていなかったが、なんとも控えめで、とてもかわいらしかった。

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2005年3月31日 (木)

ヤブタビラコとお客さん

ヤブタビラコ田んぼのあぜ道を歩くのは楽しい。キュウリグサを見つけたときもそうだったが、いとおしいものとの出会いには、心躍る。

さて、みな同じように見える田んぼの畦にも個性がある。日当たり、風の当たり方、なにより田んぼの持ち主によっても、微妙に違うのである。これも、この春のおもしろい発見だった。
キュウリグサを見つけた畦は、早速nancyの「お気に入り」に入り、今回も新たな出会いをもたらしてくれた。

注意深く、一歩、また一歩。…「あっ!コオニタビラコ(子鬼田平子)だ!」早速カメラを向ける。やったぁ!この春の一番花だ!
早速家に戻ってモニターを見ながら、野草図鑑を広げる・・・

話は飛ぶが、コオニタビラコとは、実は春の七草の中の、ホトケノザである。そう。いわゆるよく見る「ホトケノザ」とは大違いなのだ。

・・・しかし、先ほどこの記事を書くために、あらためて図鑑の写真と見比べてみると、これはコオニタビラコではなく、ヤブタビラコであることがわかった。へぇ、違うんだ・・・
ヤブタビラコ  (藪田平子) Lapsana humilis (Thunb.) Makino (キク科 ヤブタビラコ属)

ヤブタビラコは、コオニタビラコより花びらの枚数が多い。(正確に言うと、花びら一枚一枚が、一つの花である…これを舌状花と呼ぶ)また、花のサイズも8mmくらいと、若干小さい。ふ~ん・・・ いろいろあるものだ。

さてさて、PCのモニターを見て、もう一つ気が付いたことがあった。花の下の方に、一匹の虫が写っているのだ。
虫が嫌いでない人は、是非写真をクリックして見て欲しい。もうちょっとアップが見たい方は、こちら…
この虫は、フタスジヒメハムシという、全長3mm程度の、見た目かわいいハムシである。しかしこの虫、こんなに小さいのに、大豆などに食害をもたらす、とんでもない嫌われ者らしく、検索してみると、あるわあるわ、害虫駆除のサイトだらけであった。とんでもない有名人である。さしずめ悪漢、お尋ね者と言ったところだろうか・・・

フタスジヒメハムシは、農家にとっては招かれざる客かもしれないが、時はまだ春。駆除される危険も今はないだろうか。
写真の中の小さなお客さんは、春の陽を浴びて、のんびりと食事をしているように見えた。

※フタスジヒメハムシについては、昆虫ブログ むし探検広場の園長さんに同定して頂きました。ありがとうございました。

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2005年2月 8日 (火)

かたつむり

かたつむり久し振りの雨の朝になった。放射冷却も無いから、この時期の朝としては気温も高めだ。
いつものように娘を集合場所に見送る時、足下に一匹のかたつむりが歩いているのを発見した。今朝の暖かさで、うっかり冬眠から起きてしまったのだろう。
もう一回寝直さないと、まだまだ寒いよ…。(さすがに声には出さない。(笑))
しかし、今の彼(かたつむりは雌雄同体であるから、何と呼ぶ?)のルートを進むと、車に轢かれてしまうか、人間に踏みつぶされてしまうのがオチである。声を掛けても仕方ないので、つまみ上げて比較的安全と思われる場所に置いた。しかし、どうやら寝ぼけているらしく、次に見たときも、またしても車道に出ようとしているものだから、またつまみ上げてそのまま運び、特別に我が家の庭に招待した。
しかし、2度も行く手を邪魔されたかたつむりは、喜ぶどころかすっかり機嫌を損ねてしまい、それっきり殻の中から出てこなくなってしまった。
仕方なくそのまま置いて職場に向かったが、帰宅後、彼(?)のいた辺りを見ても、すでにその姿は無かった。

暖かい寝床が見つかればいいけど…

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2005年1月20日 (木)

ミノムシ

ミノムシ毎年楽しみにしているカマキリの卵が、今年はどうした訳か見つからない。秋にお腹の大きな牝を見たが、どうも様子がおかしかったので心配していた。やはり何か良くないことがあったのだろうか…。
ちょっぴりがっかりしていたところへ、思いがけぬお客を発見した。ミノムシである。サイズもなかなか立派だ。
このミノムシ、昨今めっきり少なくなっているらしい。中でも、オオミノガという、昔ならミノムシの代名詞であったようなが、本州では絶滅してしまったというのである。ほんのここ10年ほどの間に、「ヤドリバエ」という外来のハエがオオミノガの赤ちゃんに寄生して、次から次へと殺してしまったのだという。まるでSF映画のような怖ろしい話である。虫の世界もなかなか大変なのだ。

さて、写真のミノムシだが、12月からずっと撮影にチャレンジしていたが、ずっと惨敗が続いていた。小さくてコントラストの低いミノムシは、コンパクト・デジカメにはいささか荷が重くて、なかなかピントが合わないのだ。そんな訳で、この写真をgetできた時には、思わず「やったぁ!」と、歓声を上げた。
モニターにくっきりと映ったかわいいミノムシは、澄んだ冬空に映えていた。

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