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2007年2月14日 (水)

スズカカンアオイを辿って その2

冬の小道この小道は、nancyにとって宝箱のような場所だ。
鮮やかな5月には、チゴユリキンランとここで出会った。
5月の出会いはこちら⇒2006年5月のアーカイブ
そして、スズカカンアオイとの出会いである。

というわけで、あらためてこの小道を歩いた。
5月に見つけた数株の在処は記憶に残っている。
しかし、改めてスズカカンアオイを探す視点になってみると、冬の小道は少し勝手が違っていた。
この場所はコナラなどの落葉樹が多く、彼らの落ち葉によって辺りはすっぽりと覆われていたのである。
とは言え、雪に覆われているよりはずっといいが。

スズカカンアオイゆっくり歩を進めながら株の在処を確認する。
程なく落ち葉にまみれた2枚の葉が目に止まった。
スズカカンアオイだ。

ここで訂正というか説明なのだが、カンアオイの「一株」とは、この株のような、せいぜい葉が2~3枚ある程度らしいのである。
つまり、前回スズカカンアオイを辿って その1で書いたあの大株は、実はたくさんの株の集まりということができるのだ。
ぽつんと離れて一株、また一株と言った感じで、あまり群生しているとは言い難い孤独な雰囲気のスズカカンアオイだが、実際には大所帯でいることもあるのである。
これを知ってなんとなくほっとした。

さて、ギフチョウの食草としても知られるスズカカンアオイであるのに、わずかな葉をぺろりと食べられて個体が枯れてしまったら元も子もなく、種の保存すら危うくなる。
つまりは、この少ない葉だけで株の栄養を一手に担っているわけではないだろう。

ということは、地面の下には栄養を貯えた地下茎が存在していることになるのだが、チゴユリのように地下茎による栄養繁殖でもするのかと思いきや、彼らカンアオイたちの地下茎は、成長するスピードが著しくゆっくりで、年間にわずか数mmしか成長しないと言う。

昨年5月に見たときも、この個体は2~3枚しか葉を持っていなかったことを考えても、彼らは簡単に大きくなるわけでも、増えるわけでもない。
やっぱり自然界に於けるカンアオイの繁殖能力は、恐ろしく低いのである。

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