« オトシブミに会いに…(BlogPet) | トップページ | 長いメンテ後には…  アキアカネ »

2006年7月 5日 (水)

7月に咲いたウツギの花

一番最初に出会ったテイカカズラの花のすぐ脇に、ウツギの木がある。

ウツギ・・・(空木) ユキノシタ科 ウツギ属 Deutzia crenata 北海道、本州、四国、九州に生育する落葉低木 別名:卯の花 花期:5~7月

ウツギと言えば、童謡「夏は来ぬ (作詞:佐々木信綱)」で、「卯の花のにおう垣根に…」と歌われている「卯の花」のことである。
これ、食べる「卯の花」ではなく、卯月(旧暦の4月)に咲くから「卯の花」と呼ばれるようになったのだが、旧暦の4月と言えば、現在の5月にあたる。

ウツギの花つまりウツギは、(寒地を除き)だいたい5月半ば頃から咲き始めて、夏が来たことを知らせているのである。

というわけで、右は5月末の「卯の花の匂うほど」たわわに咲いた、ウツギの花だ。

ウツギの花

しかし、左の写真を撮ったのは7月に入ってからのこと。
ちなみにこれは同じ個体なので、約1ヶ月後の姿ということになる。
もうとっくに花が終わり、かわいい実がたくさんなっているはずなのに、「あれ~?!」
…ほんの一枝だけ、きれいに花が咲いているのである。

ウツギ もちろん、「独楽(こま)」みたいな形のも同時になっており、一つの枝の中で新旧の6月が相対しているような状態なのだ。

なぜ、この花だけ1ヶ月近くも遅れて咲いたのか。
ここだけ寒いわけでも日照が悪いというわけでもなく、遅れてやってきた人へのサービスというわけでもあるまいに、よく見ると花の周りの葉だけなんだか若々しいし、ひょっとして誰かがいたずらして時間を止めたのだろうか…

…なんて、ちょっとSFチックに走ってみたが、人間と同じように、いつも先走って咲く花、相当出遅れて咲く花あり、文字通り「花も実もある人生さ」、というところだろうか。(笑)

ウツギと名の付く木は多い。
例えば、先日書いたタニウツギはスイカズラ科なので、今回のウツギとは縁もゆかりもないのだが、要するに枝が中空、もしくはすぐに中空になるので「空木」というわけである。
昔は燃料としてしばしば枯れ枝を火にくべただろうから、パンパンと爆ぜる中空の木にびっくりして、思わず命名したのかもしれない。

さてさて、「夏は来ぬ」どころか、「梅雨明けて、早く来い来い」と言いたいようなじめじめ陽気である。
体調崩されぬよう、くれぐれもご注意されたし。

|

« オトシブミに会いに…(BlogPet) | トップページ | 長いメンテ後には…  アキアカネ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/15412/10805104

この記事へのトラックバック一覧です: 7月に咲いたウツギの花:

« オトシブミに会いに…(BlogPet) | トップページ | 長いメンテ後には…  アキアカネ »