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2006年4月28日 (金)

ムラサキケマン(紫華鬘) その1

ムラサキケマン ムラサキケマン
この花との再会を、一年間じっと待っていた。

ムラサキケマン・・・(紫華鬘) ケシ科 キケマン属 Corydalis incisa やや湿った場所に生える2年草 分布:日本全土 

ムラサキケマンは、昨年エントリーしたジロボウエンゴサクと同じキケマン属の植物で、山野に分布するジロボウエンゴサクよりは、ずっと身近に見ることができるはずなのだが、昨春に一度見たっきり、ついぞその姿を見ることはなかった。

昨年ムラサキケマンが咲いていた場所とは、娘の通う中学校だ。
PTA総会のあるこの日は、学年ごとに授業参観だの、修学旅行の説明会だのイベントが行われ、言うなれば年に一度の全保護者一斉招集日である。
この日はグラウンドが駐車場として開放されるのだが、あいにく昨年は渋滞に捲き込まれて遅刻してしまい、グラウンドの一番端っこに駐めざるを得なかった。
しかし、それがこの偶然の出会いを生んだ。
あと1~2mでフェンスというぎりぎりの場所に、見慣れない紅紫色の花が咲いていたのである。それが、ムラサキケマンだった。

ムラサキケマン 見つけたときは、「なぜこんな場所に?」という感じがしたが、後にフェンスの向こうには国指定の湿地が存在しているということを知り、なるほど!と合点がいった。
フェンス越しに広がる森は、まるで時間が止まったような静かな風景だった。賑やかな中学校との対比が、なんだか不思議な気がしたのを覚えている。

中学校でのムラサキケマンは、別段保護されているというわけでもなく、見慣れたヘビイチゴやヤエムグラなどにまみれながらも、すっと花茎を高く伸ばして特徴的な紅紫色の花を咲かせていた。
写真に納めたいと思ったが、いくら何でも中学に入って初の授業参観である。さすがにカメラは持っていなかった。

ムラサキケマン 実はこの時、たくさんのそう果が実っているのを確認して、こっそり花を手折った。
後で知ったが、ムラサキケマンは傷つけるとやや嫌な匂いがするという。しかしこの時はまったく匂いには気が付かなかった。

家に戻って花びんに挿し、図鑑で種名を確認してから、後日改めて写真を撮りに行こうと思ったが、それは果たされなかった。
なぜなら、野草の写真を撮りに中学校へ行きたいと言う母に、恥ずかしがり屋の娘は「うん」と言ってくれなかったのである。

まぁいい。きっとどこかで撮れるだろう… 気楽にそう思っていたのだが、結局ムラサキケマンを見つけることは叶わなかった。

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