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2006年4月29日 (土)

ムラサキケマン(紫華鬘) その2

ムラサキケマン 今日も、引き続きムラサキケマンの話。

ムラサキケマンが教えてくれた(中学校のフェンス向こうの)国指定湿地へは何度か足を運び、いくつものすばらしい出会いを経験した。

あれから一年経ってまた春が来た。
いつしかこの花のことはすっかり忘れてしまっていたが、娘に手渡された中学校からのプリントを見て、グラウンドの片隅に咲いていた紅紫色の花を思い出したのである。
…とまぁ、何をしに学校に行くやら…という感じだが、何事にも出会いのチャンスがあるというものである。

ムラサキケマン・・・(紫華鬘) ケシ科 キケマン属 Corydalis incisa やや湿った場所に生える2年草 分布:日本全土

キケマン属は地下根茎を作るものとそうでないものに分類されるが、ムラサキケマンは根茎を作らないため、2年草(越年草)となる。
つまり前年に芽吹いた苗が冬を越し、翌年の春に花を咲かせることになる。

ムラサキケマンの花その特徴的な花は、正面から見れば左右相称だが、横から見るとやけに長い。
スミレたちと同じように花の後ろに突き出た“”を持っており、を持つ花はたくさんあるが、キケマン属の距の長さは半端じゃない。

とは、「萼や花弁の基部にある袋状の突起」のことで、中には蜜腺がある。
つまり、訪問者が花を覗くと、長い長い廊下の奥においしい蜜が隠してあるというわけで、虫はその蜜が欲しいとなると、「ごそごそ」と花の奥へ進入せざるを得ない。
ムラサキケマンの花花粉はくっつきやすいようにねばねばしているものだから、その「ごそごそ」の結果、虫は花粉をたっぷり付けられて、何のことはない、まんまと受粉の手伝いをさせられるというわけである。

その花を横から見ると、上下の花弁がひらひらとしていて魚のように見えてくるが、見方によってはエイリアンに見えなくもない。…な~んて言ったら、ムラサキケマンに怒られそうだが…。

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