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2006年2月 9日 (木)

ヤマノイモの実

ヤマノイモの実 冬の山で俄然目立ってくるものは、「つる植物」だろう。
落葉して裸になった枝を、本来の葉に代わって賑やかにディスプレーしているようで、旺盛に葉が茂っていた頃には見ることができなかった姿である。

これはヤマノイモの実。
真っ青な空をバックに、黄金色の実が美しく輝いていた。
後ろにもつる植物が見えるが、これは明日に置いておこう…

ヤマノイモ・・・(山の芋) ヤマノイモ科 ヤマノイモ属 Dioscorea japonica 山野に普通に生えるつる性の多年草 別名:自然薯(じねんじょ)

ヤマノイモ(山の芋)とは、サトイモ(里の芋)に対するイモとして付けられた名だそうだ。なるほど、それぞれ里と山を代表するイモなのだろう。
おいしくて滋養に富み、まさに山の幸の代表選手である。

ヤマノイモは雌雄異株なので、写真は当然雌の株だ。
雌の花の子房には翼があり、実が熟すると3つに翼が大きく張り出して、なんともおもしろい形になる。
なぜこのような形態になるかといえば、ヤマノイモの実は以前ご紹介したモミジの実イタドリの実と同じく、風散布によって広く運ばれることを狙っているからである。
このプロペラ状の翼を持った実が風に乗り、くるくると舞って自身の分身を遠く広く飛ばすのだ。

ヤマノイモの実 さて、子どもたちがこんなおもしろいものを放っておくはずもなく、nancyも小学校帰りにヤマノイモの実で遊んだ記憶がある。
平らな面につばを付け、鼻にぺたりとくっつけるのである。
何のことはない、ただそれだけの遊びだが、みんな同じ事をしているだけでなぜか楽しかった。
ちなみに、バラの大きめなトゲを枝から取って、同じく鼻に付ければ、(動物の)“サイ”にだってなれるのである。

実は、nancy家の庭でもヤマノイモは生えてくる。
ちょっぴりならムカゴも取れるし、実だって見かける。
なのに、山で見るヤマノイモほど伸び伸びとはしていない。

やっぱりヤマノイモは、山のもの…なのだと思う。

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