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2006年2月 2日 (木)

ノチドメ (野血止)

ノチドメ ずっとアップを待ってる草や樹がたくさんいる。単に気分の問題なのだが、やっと出番が来たノチドメである。

ノチドメ・・・(野血止) セリ科 チドメグサ属 Hydrocotyle maritima 

ノチドメの名前の由来だが、その前に同属の「チドメグサ」の話。チドメグサは、その葉を止血剤として用いたことから名付けられた、そのまんまネーミングな草なのである。
なので、同属の仲間たちには「○○チドメ」という名前が付いているのだが、みな、およそセリ科らしからぬ風貌の持ち主ばかりだ。

さて、ノチドメに関しては、この冬、大きな勘違いをしでかしそうになった。
アメリカフウロ 右の、アメリカフウロのロゼット(冬の根生葉)を、ノチドメと思い込んでしまったのである。アメリカフウロもノチドメも、野原や田んぼのあぜ道などに分布しており、葉の大きさも直径2~3cmと、どちらも似たようなものである。

もちろん、比べてみれば一目瞭然なのだが、どうもノチドメとアメリカフウロが一緒に居るところを見たことがない。
ノチドメはやや湿ったところが好きで、なんとびっくり、水草として販売されるほどである。つまりは、両者、好みの土壌が微妙に違い、厳密に言えば生息場所は同じではないのである。
この、「ちょっと離れた位置関係」も、混乱に拍車を掛けた。

おそらく、nancyの歩いたあぜ道ではアメリカフウロばかりが目に付き、ノチドメの好きな場所には踏み込まなかったのだろう。というわけで、今度はノチドメを探しに、もう一度田んぼ端を歩いてみたのである。
そして、ようやくこれぞ正真正銘なノチドメ!を見つけて、「う~ん、やっぱり全然違う!」と、一人納得した。(笑)

ノチドメ ノチドメの葉は常緑で、黄味がかることはあっても紅葉することはない。
その葉は、縁の方がやや高くなっており、少し水が溜まりそうな雰囲気だ。

…と、また一つおもしろいものが見つかった。それは、葉の上からちょんちょんと生えている?である。いったいこれは何だ?
全ての葉に毛が生えているわけではなさそうである。気根か?と思ったのだが、そうではないらしい。
何のためにこんな毛を生やしているのか、目下の謎である。

田んぼの端に、小さく目立たず生えているノチドメ
いろいろな意味で脳裏に深く刻み込まれる草となった。

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コメント

ノチドメが水草として売られているなんて!
まったくびっくり仰天です!
学名にHydro…とあるので、水に関係が
深いのでしょうね。
アメリカフウロとは比べてみると確かに
違いますね。
でもよく見ないと分からないかな。

しかし葉に生えている毛は何の役目をして
いるのでしょうね。
まるでハエトリソウの棘みたいですが…
そんなわけないしなあ。

よく見ると不思議な生き物、いっぱい
いますね。

投稿: やまがらす | 2006年2月 3日 (金) 18:01

ノチドメで検索してみたら、
「水草の販売」っていうのがあったんですよ。
また、「近くの田んぼから取ってきたノチドメ」を、
水草として水槽に入れたという話とか。
水の中でも生きていけるのですね。

なるほど、学名から見ても水が好きなわけですか。
ノチドメはかなり地味ですが、相当おもしろい植物だと
思います。

投稿: nancy | 2006年2月 4日 (土) 01:12

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