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2006年1月12日 (木)

蝉の脱け殻

蝉の脱け殻 山で見た、蝉の脱け殻

夏場であれば何も珍しくない光景だけど、これがお正月に捉えた一コマであるから、「あら?」ってなことになる。

この葉の主は、確かどんぐりのなる樹だったと思う。
この木が常緑樹だったからこそ、この脱け殻に会えたのだが、常緑樹でどんぐりがなって、葉には小さな鋸歯(葉の縁のギザギザ)が見えるので、アラカシあたりかなぁ…?というところ。

脱け殻は、がっしりとして大きめのサイズ。セミの種類はなんだろうな?
それにしても、ここは羽化する場所としてはいかがなのだろうか?
通常は木の幹とか枝とか、もうちょっとしっかりした場所を選ぶのではないだろうか?
数年間も暗い土の中で過ごした後の、せっかくのデビューである。
それなのに、風で簡単に揺らぐような木の葉を羽化の場と決めたこのセミ。
きっとせっかちな性格だったのだろうな…なんて、セミの事情も知らずに勝手なことを考えてみる。

葉の高さは地上から50cm程度だが、樹が大きくてこんもりとしているから、ちびっ子たちにも見つからず、こうして真冬になるまでつやつやのまま守られて、この葉にずっととまってきた蝉の脱け殻。

蝉の脱け殻

…と、写真を見ていたら、殻の右上、葉っぱの縁から覗く小さな小さな触角を発見した。
この身も凍るような厳寒の中、である。
日陰には根強く雪が残る寒さの中、生き生きと活動する生命(いのち)がそこにある。

それは、深く豊かな山に抱かれて生きるものたちの、言うなればバトン・リレーみたいなものかな…と思った。

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