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2006年1月10日 (火)

アオギリの朽ちた実

アオギリの実 散歩をしていたら、おもしろいものを見つけた。

この季節、葉脈だけになった朽ちた葉っぱを見ることは多い。
ところがこれは、よく見ると葉っぱの縁に実が3つ付いているようなのである。

ん~…なんだこれは… こんな実の写真、どこかで見たことがあるぞ…。頭の中で記憶をまさぐる… あ~!わからない!(笑)
というわけで、先ほどようやく正解にたどり着いた。
これはアオギリの実である。

アオギリ・・・(青桐) アオギリ科 アオギリ属 Firmiana simplex 花期:6~7月

キリとは付いても桐の仲間ではない。
桐に似た葉を持ち、幹が青いので、アオギリである。

また、先ほど葉脈と書いたが、葉のように見えて葉ではない。
これ、全体で「実」なのである。もちろんずいぶん欠けてしまっているので、完全な形ではないが。

アオギリの実 アオギリの実は非常に変わっている。
かいつまんで書くと、アオギリの花が受粉すると、5つに分かれた子房が膨らみ、一つ一つが液の詰まった液果となり、やがて果皮が割れて中の液体が無くなると、舟型のぺらっとした果皮に種子が3~5個程くっついた形となる。
つまり、これがアオギリの実というわけ。
枝豆を開いてみると、縁に豆がくっついたようになっているが、種子の付き方はあんなイメージに近いと思う。

アオギリについては、左サイドバー「参考サイト」の、「白岩先生の植物教室」のアオギリに、懇切丁寧な説明があるので、是非そちらをご覧いただきたい。

…と、落ちていたアオギリの実に戻るが、触ってみてそのおもしろさに驚いた。
一番上の写真は、無理矢理表裏をひっくり返してある。つまり、種子が上に見えるように寝かせてあるのだが、普通に置くとすぐにくるん!とひっくり返って、種子が下側になって丸まってしまうのである。(下の写真)

アオギリの実

この動き、まるでバネ仕掛けのおもちゃのようで、とても枯れ果てたような見た目とはそぐわない。

どこかで見覚えがあると思ったら、これは、子どもの頃に遊んだおもちゃの落下傘の形そのままだ。

見つめているだけで、アオギリの実が風をはらんでくるくると舞う姿が目に浮かぶようなのである。

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