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2006年1月 8日 (日)

メマツヨイグサのロゼット

メマツヨイグサのロゼット 厳寒時には、それなりの楽しみがある。
その一つが、ロゼットを見ることだ。

ロゼットとは多年草の冬越しする姿で、茎はごく短く、根のすぐ上から葉が四方に重なり合って出て、地面にへばりついたようになったものを言う。
ロゼット=薔薇の花のように丸く重なり合った状態とするならば、先日書いたアメリカフウロは、厳密にはロゼットとは言わないのかも知れない。
※アメリカフウロのロゼットについては、確認しました。2005.01.09追記

これは、メマツヨイグサのロゼット。
花期にはやわらかなレモンイエローの花を夕刻に咲かせてくれる、マツヨイグサ(待宵草)の仲間である。
放射線状に葉がすっと伸びた、非常に整ったロゼットを見せてくれる草としても有名だ。

メマツヨイグサ・・・(雌待宵草) アカバナ科 マツヨイグサ属 Oenothera biennis 花期:6~9月 北アメリカ原産で明治中期に渡来

マツヨイグサ属では、2005.04.30にコマツヨイグサについて書いたが、この辺りでは梅雨から夏に掛けてメマツヨイグサの花もずいぶん見かけたから、秋に芽吹いた苗が今こうしてロゼットとなって、冬を過ごしているのだろう。

ロゼットの中心部

それにしても、メマツヨイグサのロゼットは美しい。
重なり合った葉の陰影は、内に秘めた情熱すら感じさせてくれる。
なぜなら、ロゼットは決して休止状態ではない。一見眠っているように見えるロゼットだが、実は非常に効率の良い姿なのだ。
冬の間にしっかりと養分を生産しておいて、春来たるその時には、蓄えておいたエネルギーを存分に使って背をぐんと高く伸ばし、優美に花を咲かせるのである。

ロゼットは、単に「エネルギーを節約して無駄に茎を伸ばさない」とか、「地熱を利用して光合成の効率を高める」とか、「太陽光を全ての葉で受ける為に、葉が重ならないように必然的に放射状に丸くなる」結果なのだとしても、地表に咲く華麗な薔薇の花として、強く心に残るのである。

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