« オオジシバリ (大地縛り)の花 | トップページ | 雪とナンテンの木 »

2005年12月17日 (土)

ムクドリと柿の木

柿の木に群がるムクドリ ぎゃーぎゃーと、なにやら騒がしい声がして振り向いてみると、わ~!すごい鳥の大群!

見れば大きな柿の木が、黒山の人だかり…いや、鳥だかり。
何かなぁ~と少しずつ近寄ると、こちらの姿を捉えた神経質な鳥がばたばたと飛び立ち始め、あっという間に半数以下に減ってしまった。そこで近づくのはあきらめてその場でぱちり。

ムクドリ 今までだったら、お蔵入りの写真になってしまうところだったが、さすがは光学12倍。
引き伸ばしてみたら鳥の姿が見えてきた。
特徴的な頬とお尻の白い羽毛。
どうやらムクドリの大群らしいことが判明したのである。

ムクドリ・・・スズメ目 ムクドリ科 全長24cm程度

自慢じゃないが、鳥に関してはさっぱりだ。
ぱっと見てすぐに見分けの付くのは、スズメにカラス、ハトにツバメ…とまぁ、誰でもわかる鳥くらいである。
ムクドリ そこへムクドリという見分けの付く鳥が増えたのだから、新デジカメFZ5あっぱれだ。

この時期、数羽のムクドリが柿をついばんでいるのを見かけるのは珍しくない。
先日も、コンビニの駐車場に止めたプリちゃんの中で娘と軽く昼食を食べていると、塀を隔てたお宅の小さな柿の木に1羽のムクドリがやってきたと思ったら、1羽、また1羽と飛んできて、しまいには10羽くらいでランチを楽しんでいた。

昨日その柿の木を見たら、もはやいくつかのヘタが空しく残るばかりとなっていたので、この食欲にあってはとてもたまらないと思ったが、このムクドリ、かつてはここまで多い鳥ではなかったらしく、田畑の害虫を食べる益鳥としてありがたがられる存在であったのだ。

それなのに、昨今では街路樹が真っ黒になるほどの大群がもたらすふん害等はすさまじく、都市部でも深刻な問題となり、もはやムクドリを益鳥とは呼べない状況になっているのである。

ムクドリが爆発的に増加してきたのはここ30年ほどのことらしく、それ以前、寒い地方のムクドリは越冬することなく南に渡っていたという。
30年くらい前というと、地球温暖化による動植物の変化が報告され始めてきた頃である。
この時期の一致は、何を物語っているのだろうか。

自然とは絶妙なバランスの上で均衡を保っているものだ。
こうしたアンバランスから起きた歪みが、やがては生きとし生けるもの全てに重大な問題をもたらすのである。

この世の春といった感じのムクドリたちの姿。
彼らが何かを教えてくれているような気がしてならないのだが、考え過ぎなのだろうか。

|

« オオジシバリ (大地縛り)の花 | トップページ | 雪とナンテンの木 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/15412/7672418

この記事へのトラックバック一覧です: ムクドリと柿の木:

« オオジシバリ (大地縛り)の花 | トップページ | 雪とナンテンの木 »