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2005年12月30日 (金)

雪の上の落とし物  …ハゼノキの実

ハゼノキの実

ハゼノキの葉っぱが落ちていたところから少し離れて、その実が落ちていた。

秋も終盤に入り、あの真っ赤な葉が落ちたあとには、こんな実がはだかの枝先からじゃらじゃらとぶら下がっている光景を、よく目にした。

このハゼの実には脂肪がたくさん含まれており、鳥たちにとっては冬場を乗り切るために最適な高カロリー源となる。

また、この脂肪は高い温度で熔ける「高融点」の性質を持ち、その実から採取された木蝋(もくろう)は「ハゼ蝋」と呼ばれ、和ろうそくなどの材料となる。
ハゼノキは、もとより山に自生していた植物ではなく、その木蝋の品質の良さから、江戸時代に沖縄(琉球)から持ち込まれて栽培されてきた植物だったのだ。

現在では、ハゼ蝋から作られた和ろうそくは最高級品に位置され生産数もわずかだが、その炎は安定しており、油煙もわずかで環境にも優しいのだという。

もう一つおまけ。ハゼ蝋はお相撲さんの鬢付け油の材料ともなる。あの鬢付け油特有の香りは、このハゼノキの実に由来しているのである。

ハゼノキが、これほどまで日本人の生活に密着していた植物とは思わなかった。
雄弁な雪の上の落とし物は、こうしてたくさんの事を教えてくれたのである。

参考サイト:フリー百科事典 『ウィキペディア(Wikipedia)』 
日本得用林産振興会「木蝋」

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