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2005年12月16日 (金)

オオジシバリ (大地縛り)の花

オオジシバリの花 田んぼのあぜ道で、この寒いのに春の花が一輪。

ジシバリかなぁ…と思ったが、葉っぱが細長いのでオオジシバリと判断したが、…はて?
季節はずれなので花も小さく、「ちっとも大きくないのにオオジシバリとはこれいかに?」とは、まるでなぞ解きのようである。

オオジシバリ・・・(大地縛り) キク科 ニガナ属 Ixeris debilis  花期:4~5月

春の花が季節はずれて咲くのはあまり珍しいことではないらしく、オオジシバリも秋のあぜ道ではたまに見かける花である。
しかし、いかんせんこの寒波の中だ。
思わず、「あ~、間違えちゃったぁ~;」と内心後悔しているのではあるまいか。

冗談はさておき、花が咲くのは、大抵「種の保存」のためと相場が決まっているのに、なんでこんな虫もいない時期に咲くのだろう?

オオジシバリの花アップ …と不思議に思ったところで、頭花の中心を見てみると、花粉を持った花柱(雌しべの一部)がなにやらおもしろい形状になっているのを発見。※クリックで原寸表示

見ての通り、花柱の先がくるりと巻いているのだが、いったいこれは何のためかと言えば、同花受粉をするためなのだと言うのである。
つまりオオジシバリは、他の花の花粉が得られないとなると、こうして自家受粉という道を選んで、何が何でも子孫を残すのである。

こんなワザが可能ならば、いつだって花を咲かせることができるわけで、なるほど、はずれた時期に咲いても無駄にはならないというわけではあるが、「やっぱり春のうららかな日差しの中で咲きたいわぁ」とぼやいているような、オオジシバリの花であった。

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