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2005年11月26日 (土)

イタドリ(虎杖)

イタドリイタドリは、 山ではごく普通に見られる植物である。

多年草だから、まるで樹木のように大きく育った株もあるが、この写真はまだ若くて小さなイタドリだ。

昨秋から、このイタドリがいたく気になっていた。
特に、その「種子」に、である。

イタドリ・・・(虎杖) タデ科 イタドリ属 Polygonum cuspidatum 花期7~10月

山を歩くようになって一年ちょっとになるが、当時は名前もわからず、ただ写真を撮るのみであった。
花が咲いていてもわからぬのに、種子の姿ではなかなか調べようがなく、「おもしろい形だな」とは思ったものの、写真がいまいちうまく撮れなかったこともあって、そのまま記憶の隅にほうっておいた。
その後、ひょんなことからこれがイタドリの種子だとわかったのだが、既に季節はめぐってしまっていたので、「仕方がない、一年待とうか…」ということになったのである。

イタドリの種子大きいもので1.5mにも育つイタドリだが、それだけの株ともなれば、身につけた種子の数だけでも半端ではない。
なので、最初に出会ったときには、そのひらひらとした装いに、「いったいこれは何だろう~?何かの卵だろうか…?」と不思議に思ったものだ。

実はイタドリの種子、このぺらんとした質感こそにミソがある。
風散布型であるイタドリの種子は、風に運ばれて広く分布を増やしていく。
飛んでいってもいい頃合いまで熟したら、一枚一枚、親から離れてひらりひらりと飛んで行き、新天地に根を下ろすのである。
そのとき、イタドリの種子は風に乗るための翼となるのだ。
たとえばモミジの実に同じだろう。

イタドリは絶妙な自然のメカニズムによって、このような不思議感たっぷりな形態へと、その種子を進化させてきた。
それはあきれるほどの時間を掛けての作業であった。
そして今日では、山野のいたるところでイタドリを見かけることができるという訳である。

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コメント

イタドリには思い出が。
春になると太いイタドリをとってきて、
ジャムにしました。
さて、お味は如何でしょうか?
想像できます?

投稿: LNY | 2005年11月27日 (日) 13:27

食べられることは今回は書きませんでしたが、
へぇ、ジャムですかぁ~!
酸味がありますから、レモンジャムとか?
春になったら、是非味見をさせて下さい。

投稿: nancy | 2005年11月27日 (日) 15:09

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