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2005年11月 4日 (金)

もぎたてトマトの味 その2

tomato-hana 昨日に引き続き、幻のトマトの話。

トマトは夏のイメージだけど、トマトの原産地は南米アンデス山脈。つまりは、非常に降雨量の少ない所である。
トマトが雨を苦手とするのは、そのせいか…

おまけに、高地などの寒暖の差がある地域の方が、赤く甘いトマトができるらしいから、ハウスでトマトを作るのはもはや常識で、日本のトマトの半分以上がハウスで作られているという。

ハウスでトマトを作る…と一口に言っても、さまざまな工夫がある。
これらは生産者には常識のようなことでも、あまりハウスの中を目にすることがない者にとっては、驚きの連続なのである。

tomato-bee まず最初に、昨日ちらりと書いたが、なくてはならない「」の存在である。
何の為に?…って、もちろん受粉のためである。蜂がいないと、花は咲いてもトマトは実らないのだ。

残念ながら、そのものには会えなかったのだが、いったいどれが巣箱?
なんと、この黄色い箱が、蜂の巣箱なのである。
品種はクロマルハナバチ。由緒正しい日本在来種の蜂なのである。
以前は、安い外来種を使っていたそうなのだが、生態系を崩すとのことで、この純国産蜂のお値段は、一箱25,000円也!…これにはびっくり。
基準がわからないから、高いとは言えないが、安くはない。

tomato04 蜂以外にも、上を見れば二酸化炭素の発生装置?があったりする。
なぜなら、酸素だらけになってしまうと、光合成ができないためである。
う~ん…小学生の理科の教科書をもう一度読まなければ。

なんとも行き届いた近代的な環境だが、逆に与える水や肥料は少なめにしてトマトの自力を育てれば、うっすらと産毛の生えた、青くさ~い香りのするトマトが育つのである。
この青臭さ、これこそがトマトの香りなのだと、改めて再認識させてくれるほどであった。

鈴なりに実ったトマト。
その中でも真っ赤に熟したものだけを選び、ちぎっては囓る。
弾け飛ぶのは、トマトの果汁…うん!おいしい!
しみじみと味わっては、次のトマトを探す。

娘は、トマト嫌いな友人と2人で、いったいいくつ食べただろうか。
「私は細いのが好き。」「私は中くらいのが好きだわ。」と、楽しそうな声が聞こえる。
こうして、とんでもなく贅沢な、「トマト狩り」をひとしきり楽しんだあと、名残惜しくハウスを後にしたのである

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