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2005年11月 7日 (月)

ガマの綿毛 …湿地の植物

gama-watage01 今月の湿地見学では、楽しみにしていたことがあった。
それは、ガマのその後である。

ガマについては、2005.07.23 ガマ …湿地の植物、そして、2005.10.14 ガマの穂 …湿地の植物と、過去2回にわたって書いてきた。
今回はいよいよその集大成の姿である。

ガマ・・・(蒲) ガマ科 ガマ属  Typha latifolia 花期:6~8月

ガマは、草丈1.5~2mにもなる多年草で、そのダイナミックさには毎度驚かされるばかりだ。
ガマの穂は、結実すると秋にはぱんぱんの綿毛でいっぱいになる。
しかし、そのはち切れんばかりにふくれていた花穂から、綿毛に伴われた種子が風に乗ってふわふわと離れていくごとに、ガマの花穂はだんだんと痩せ細っていく。
やがて芯が見えるくらいになってくると、今度はなんとなくうら寂しい気持ちにもなってくる。

gama-watage02かつては因幡の白兎を助けたガマが、今度は逆に赤むけにされていくようでなんとなく痛々しい。
秋という季節のセンチメンタルさを倍増させてくれるような風景である。

ただし、ガマにとっては我が子の旅立ちの日なのであり、この日の為に焼け付くような暑さや激しい嵐の日々があったわけなので、綿毛をふわふわとそよがせては、喜びと安堵の入り交じった思いをほとばしらせているのかもしれない。

そう思うと、熟した果実を一つ残らず遠くへ送り出すべく湿地に佇むガマは、やはりどこまでも力強さを感じさせてくれるのである。

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