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2005年10月30日 (日)

ヤナギタデ (柳蓼)

yanagitade01 このところ、毎週日曜には娘と泳いでいたが、空の色を見て、なんとなく「今日は山!」という気分になってきた。
昨日の雨のせいもあるかもしれないし、時折感じるひんやりとした空気のせいかも知れない。

約一ヶ月ぶりの山行きだったが、このヤナギタデに会えたのは幸運であった。

ヤナギタデ・・・(柳蓼) タデ科 タデ属 Polygonum hydropiper 花期:7~10月 別名:マタデ ホンタデ

有名な、「蓼食う虫も好き好き」の蓼は、このヤナギタデのことを言う。
「好き好き」ということは、人により好みがさまざまだということ。
好きな人もいれば嫌いな人もいるということで、ヤナギタデの葉はまことに辛い。
鮎の塩焼きのためのタデ酢は、かつてはヤナギタデから作られていたし、刺身のつまに付いてくる、紫色の小さな芽があるが、ヤナギタデを品種改良した栽培種の芽なのである。

以上、ヤナギタデの話では必ず出てくる雑学だが、それほどの鮮烈な辛さを持つヤナギタデであるから、出会う人々に、それはそれは強い印象をもたらしてきた花と言えよう。

ヤナギタデは、別名マタデ、またはホンタデとも呼ばれ、まさに「本物」間違いなしの待遇で、片やぼんくら扱いされる「ボントクタデ」とはえらい違いだ。
ただし、ヤナギタデ、ボントクタデともに、生育場所である水辺や湿地の減少につれて、次第に珍しい花になりつつあるのはさみしい話である。

yanagitade-haそう。ヤナギタデは、水が大好きなのだ。
今日も、水辺…というよりも、ほとんど水に浸かりっぱなしの場所で、しかし居心地良さそうに生育していた。

10月も明日で終わり。だんだんと彩度を上げていく山の景色。
ヤナギタデの葉もくっきりと赤く染まり、やがて来るべき冬を告げていた。

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