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2005年10月 3日 (月)

ノアズキ (野小豆)

noazuki 湿地では、湿地そのものだけでなく、湿地を取り囲む陸地部分も、植物の宝庫となっている。
湿度が高く樹木も豊富で、ジャングル然としている場所も多く、虫も多いがそれを食べる鳥も多い。日本を訪れる渡り鳥が立ち寄るのも、こんな場所である。

さて、写真の花はノアズキだ。

ノアズキ・・・(野小豆) マメ科 ノササゲ属 Dunbaria villosa 花期8~9月

ノアズキは、つる性の植物で、山野の日当たりの良いところに咲く多年草である。
ちょっと花期を逃してしまったのだが、運良く咲いているお花に会えた。
いやぁ、これは本当に変わった形の花だ。
愛用の図鑑「山渓ハンディ図鑑:野に咲く花」の解説をそのまま引用すると、

花は黄色で長さ1.5~1.8cm。変わった形の蝶形花で、旗弁は右側が大きく、竜骨弁はくるりと曲がって上向きになる。

ということで、ノアズキは左右アシンメトリーなお花ということになる。

なんて不思議な花!と思ったら、和菓子に無くてはならない「アズキ」の花も、ノアズキと似たような色と形をしているのである。残念ながらアズキの写真は無いが、いつか機会があったら是非しっかりと観察してみたい。

ちなみに、ノアズキはアズキとは属が違い、紫色の豆はできるが、残念ながら食べることはできない。
おいしくないのか、毒があるのかは知らないが、人間は意外なものでも食べてしまうどん欲さの固まりなので、その人間がそっぽを向くのでは、よほどおいしくないのだろう。

ノアズキは、昔なら珍しくもなかったのだろうが、日常ではあまり出会えなくなってしまった草花の一つである。
それにしても、人間の手が入らないと言うことが、現在ではどれだけ貴重であることだろう。
「何もしないでいること」が、ノアズキたちにとって、一番うれしいことなのである。

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