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2005年10月15日 (土)

メドハギ (蓍萩)

medohagi01 とは、マメ科 ハギ属 ヤマハギ亜属のお花たちの総称で、特定の花の名前ではないと、ヤマハギのエントリで書いた。

このメドハギは、山地性低木のヤマハギとは少し様子が異なっていて、あまり花は目立たないが、比較的公園などで目にすることが多いと思う。

メドハギ・・・(蓍萩) マメ科 ハギ属 Lespedeza cuneata 花期:8月~10月

蓍萩」と書いて「めどはぎ」と読むのだが、この「蓍」の字には参った。nancyはまだ眼鏡の必要なしに図鑑の説明を読むが、この字は初めてお目に掛かる字である。大抵の漢字はATOKが読みを教えてくれるのだが、今回ばかりはどうもお手上げのようであった。

娘が手書き入力を試みてみるが、ようやく3度目にが出た。
しかしATOKでは第二水準で、音読みが「シ」としかわからない。頼りのATOKなのに、あれれ…

というわけで、goo辞書で調べてみると、

めど 【▼蓍】
(1)メドハギの古名。[和名抄]
(2)「めどぎ(筮)」に同じ。
(3)占い。
       出典元:大辞林 第二版より

と、出た。さすがである。
つまり、「」という、この字自体がメドハギの意味だったのだ。
なるほど!である。

メドハギは、茎がまっすぐだ。この茎を筮竹(ぜいちく)代わりにしたとのことで、つまり、メドハギは古来から占いに使われる神聖な植物であったのだ。

medohagi02 育つと1mほどにもなるメドハギは、ずっと低木だと思っていたが、意外なことにあくまで草本。
茎と言うよりも、堅くて小枝のように見えるのだが、(しつこくも)意外なことに、あくまで多年草ということになる。
同じマメ科のコマツナギは、草のようだが樹木であるし、植物の分類ってなんだか面白いと思ってしまう。

メドハギの花は目立たないけれど、白地に紫を刷毛ではいたようなラインの入った美しい花だ。

古来、人々の運命を占ってきたメドハギ
果たして現代の人たちを、どう見るのだろうか…

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コメント

「蓍」という字自体がその植物を表していたのですね!!
漢字で表記すると、色々なことが分かりますね
コマツナギなどの名前の由来もなるほどですね!!
植物を覚えるのにも役に立ちます。
わたしの植物の名前の覚え方は、人から聞いて耳から入ってきたものばかりで、つい最近までヤマハハコは継母子(ママハハコ)だとずっと勘違いをしてきました。
ツマトリソウはどんな意味があるのでしょうか?
ずっと毎日すこしづつnancyさんのブログで勉強させてください。(洗練された文章も)

投稿: 帆織 | 2005年10月18日 (火) 09:48

時に、漢字は深いなぁ~と思います。
日本人で良かったと思える瞬間ですね。

ツマトリソウですが、いろいろな説があって、
褄取=褄取縅(つまとりおどし)で、昔の鎧の赤い糸などで
繋ぎ合わせてある部分を「褄取縅」っていうらしいです。
もう一つは、着物の褄。

花びらの縁がやや赤く染まった花が咲くからという説。
葉っぱの縁が染まるからという説。

名付けた人の心が知りたいような名前ですね。

洗練された文章だなんて、過分なるお言葉、
ありがとうございます!(感涙)
本当のところは、ボキャブラリーの貧困さに泣いている
今日この頃です。
記事は夜書くのですが、大抵翌日になってから、
写真のtitle属性を付けたり、単語の重複に気づいて
ちょびちょびと書き直したりしていることが多いです。(笑)
なので、エントリから2~3日後に読まれることを
切にお勧め致します。(^^;)
今後ともよろしくお願いします。

投稿: nancy | 2005年10月18日 (火) 15:45

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