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2005年10月11日 (火)

チョウセンキンミズヒキ

chousenkinmizuhiki01 またしても名前のわからない花に出会っていた。
黄色い星のような、印象鮮やかな花。しかし、意外なことに名前がわからない。

いつものようにMOCAさんにお尋ねしたが、「ヒメキンミズヒキ」か「チョウセンキンミズヒキ」なのだが、葉がないと断定はできないとのこと。
思った以上に微妙なお花なのだ・・・と少しびっくりした。

そして、いつもの山で同じ花と出会い、今度こそ間違いなく葉を撮影したので見て頂いたのだった。
…というわけで、先ほど同定をして頂いた、ほやほやの花である。

チョウセンキンミズヒキ・・・(朝鮮金水引) バラ科 キンミズヒキ属 Agrimonia coreana

山地や高原に見られる多年草で、ミズヒキとは言っても、タデ科のミズヒキとはまったく別の科のお花だ。

MOCAさんによると…

chousenkinmizuhiki 写っている葉に丸みがあり、鋸歯(葉のギザギザ)が鈍く、(花の)萼裂片も、反り返っていない。
ヒメキンミズヒキは、葉が細めの楕円形で、鋸歯は鋭くはないが写真のものよりは、クッキリしている。(花の)萼裂片は、反り返る。

というわけで、ぱっと見ただけではなかなか見わけづらい。

さて、山では踏んでしまうほどたくさん咲いていたチョウセンキンミズヒキなのだが、実は、県によってはレッドリスト【絶滅危惧II類(VU)】に挙げられるお花だった。
環境省発表のレッドリストを見ると、宮城、群馬、千葉、東京、神奈川、長野、滋賀、宮崎、岩手、埼玉と、1都9県で絶滅が危惧されている種とされている。

確かに、こちらでも山野以外では見かけることがないチョウセンキンミズヒキ
花後のそう果は、「ひっつき虫」となって運ばれるはずなのだが、そうやって種を運んでくれる動物も少なくなくなったか…

そう思うと、心なしか、花の表情が寂しげに見えたのである。

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