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2005年10月22日 (土)

ミズヒキ (水引)

mizuhiki00 暑い暑いと言っていたら、急に気温が下がってきた。

あわてて布団や毛布を出したりする。食器を洗うときに、ついお湯を出したりすると、ああ、だんだん寒くなっていくんだなぁって思う。

nancyはとにかく夏が好きだから、毎年この季節はなにかもの悲しくなる。
しかし、今年はどこかが違う。
毎夜、こうして花を追っているからかも知れない。

今日の花は、ミズヒキ。水引と書く。
なんともおめでたい名前である。

ミズヒキ・・・(水引) タデ科 タデ属 Polygonum filiforme 花期:8~10月

ミズヒキの花序を上から見ると赤く見え、下から見ると白く見えるというのが、名前の由来だ。
なぜこういうことになるかと言えば4裂した花被片(萼片)のうち、上の3個が赤く、下の1個が白い。

(残念ながら、上の写真の左の方、薄ぼんやりとしか白い花被片は見えないのだが、)花は花序に対して横向きに咲くから、上から見たら赤く、下から見たら白いというわけ。だから、紅白のミズヒキ。
まことにうまいこと名前を付けたものだと、感心して座布団3枚くらいあげたくなる。

mizuhiki01

その花序をよく見ると、開花した花の他に、卵のように閉じた花(つまり、これが花後)の先が、カギ状に曲がっているのが見える。
これは花後の花柱が伸びたもので、このカギを動物たちの毛に引っかけて、花被片に包まれて熟した種子を、新たな大地へと運んで貰うのだ。

そのために、ミズヒキはいつも花序をすんなりと細く長く伸ばして、山野の風にそよそよと身を任せているのである。

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