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2005年9月 8日 (木)

ヒカゲノイノコズチ (日陰猪子槌)

hikagenoinokozuti この花、どっかで見たような?

ああ、あれあれ!
秋から冬にかけて、ミルクが悩まされるやつ。…って、これは別に痛くはないか・・・
セーターとか、ウールっぽいパンツなんかにもびっしりと…

そう!これは「ひっつき虫」の一種。
その名もヒカゲノイノコズチ

ヒカゲノイノコズチ・・・(日陰猪子槌) ヒユ科 イノコズチ属) Achyranthes japonica 

細かく横を向いているのが花。そう。こう見えても、今はお花なので、まだひっつかない。

果期ともなれば、針状の小苞に付いた果実が、花序の軸にぴたっと下向きにくっついて、通る者を待つ。犬でも狐でも狸でもいい。その毛にひっついて遠くまで連れて行って貰おうという作戦なのだ。

さて、どう見ても「日向(ひなた)」に咲いているのに、「日陰」とはこれいかに?
まるで問答のようだが、本種よりも花序が太くてがっしりしたヒナタノイノコズチがあるので、それに対して日陰者に仕立てられたのではあるまいか?

・・・と、ここで問題発生!
このヒカゲノイノコズチをエントリしようとしたnancy、ふ~む…と困ってしまったことがあった。

それは、猪子槌という漢字である。なぜイノシシの子どもの槌なのか、意味も不明であるが、槌=ツチ である。
あれれ?イノコチではなく、イノコチが本当なのではないのかな?

手持ちの植物図鑑では、「派」 「派」と二手に分かれてしまった。
それでは、Google検索ではどうだろう?
結果は、イノコヅチ=13 イノコズチ=数え切れないほどであった。
どうやらnetでは、イノコズチの勝利のようだが、やっぱり、本来からは、ヅ・・・だよねぇ・・・?

…どっちなの?と、問いかけると、「またしても、おかしなことに悩んでおるな…」と、ヒカゲノイノコズチは大いにあきれて見せ、「どっちでもいいさ!」と笑って答えた。

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コメント

子供のころ、このイノコズチ(ヒカゲもヒナタも区別無く)を「ドロボー」と呼んでいたことを思い出しました。
種子が知らない間に、着物などにくっついて、これをとるのに苦労した思い出が強烈に印象に残っています。

投稿: ぴょんぴょん | 2005年9月 9日 (金) 18:29

ドロボー!ですか?(笑)
それまたおもしろい呼び名ですね。
草むらを走ると、ズボンの裾にびっしりと。(^^;)
大人になってからはなかなか味わえないかもしれないですね。

投稿: nancy | 2005年9月10日 (土) 00:01

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