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2005年9月25日 (日)

ヤハズソウ (矢筈草)

台風17号の影響で、東海も午前から強い風が吹いた。
風が収まった頃からやっと涼しくなってきて、
「これでようやく秋?今度こそほんとに秋?」
・・・だって、9月に入ってから、このせりふを何度口にしたことか・・・

yahazusouさて、写真はヤハズソウ
ダム湖一周サイクリングのゴール地点で見かけたお花である。

ヤハズソウ・・・(矢筈草) マメ科 ヤハズソウ属 Kummerovia striata (ハギ属に含める見解もあり その場合は…Lespedeza striata ) 花期…8~10月

ヤハズソウは、何気ない表情で、何気なく咲くお花である。草丈は低くて15cm~40cmほど。写真の花で30cm弱であろうか。
よく見れば、白とピンクのツートンカラーで、可愛らしい蝶形花なのだが、5mmくらいと小さく、決して目立つ花ではない。
茂り具合からして、芝生の管理者がいやがりそうな草だ。

ヤハズ矢筈とはなんだろうか?

やはず【矢×筈】
① 矢の端の、弓弦(ゆづる)を掛けるところ。はず。 ② 細い棒の先に叉(また)のついた、掛け物を掛ける道具。
・・・ATOK同音語用例文より

どうやら、矢筈とは弓矢の羽の部分のことらしい。ヤハズソウの小葉の先を引っ張ると、矢筈の形にちぎれるのである。
昔の子どもたちはどんなものでも「遊び」にできる天才だったので、ヤハズソウの葉はじゃんけん遊びの道具となったのだ。

この矢筈…どこかで見かけたと思ったら、初心者マークの形である。ということは、あの「若葉マーク」をデザインした人は、子どもの頃ヤハズソウで遊んだのかも…

やたらとちぎられ おもちゃにされて、いったいヤハズソウにとってはどうだったのだろうか?
そうやってちぎられると、その下の部分から分枝してますます茂る。むしろちぎってくれた方が、株の繁栄には貢献するのかもしれない。
これも、根絶やしにならないための知恵であろうし、そのヤハズソウの知恵で昔の子どもたちが遊び、その名前にもなったというのは、今よりも子どもたちが自然と仲良しだった頃のお話である。

今ではちぎられることもなくなったヤハズソウ
何気なく茂っては、初秋のどこかで息づいているのである。

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