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2005年9月20日 (火)

花火咲く …ヒガンバナ(彼岸花)

higanbana01 この秋一番のヒガンバナ彼岸花)に気が付いたのは、9月10日ごろのこと。
泳ぎに行く道の途中、田んぼの畦に赤いものがあるのに気が付いた。見れば、既に5分咲きの彼岸花である。
「早いな~!」と、運転しながら驚いた。

近くとはいえ、車でないと行けない距離。しかし周辺に車を置く場所は無し。
近所で探してみようと、11日の選挙の帰りに自転車で走ってみたのだが、どうも咲いている様子がない。やっと見つけたつぼみは、「お彼岸はまだだよ。」と言っていた。

ヒガンバナ・・・(彼岸花) ヒガンバナ科 ヒガンバナ属 Lycoris radiata 別名:曼珠沙華

higanbana02 子どもの頃、父が「彼岸花って不思議だね。暑くても寒くても彼岸頃にぴたりと咲くよ。」と言っていたのを思い出す。
しかし、桜のように、ぴたりと揃っては咲かないヒガンバナ。なぜだろう?

日照の違いかと思ったが、田んぼ端なんぞ、日照に差が出るはずもない。気温?積算温度?いやいや、それこそ差がないだろう。

最初に見た花からおよそ1週間以上遅れて、ようやく近所のヒガンバナも咲き出した。
“曼珠沙華を探して”…自転車を走らせると、あちらこちらが真っ赤に燃えていた。

その様は、まるで花火のようだ。一つ一つの花びらは6枚。くるりと強く反り返り、長いしべは花びらの外側にまでぐっと突き出して、さらなる華やかさを見せている。
ヒガンバナ科のお花としては、ナツズイセンがあるが、彼岸花の見事なまでの艶やかさは、リコリス類の中でもダントツだろう。
この鮮やかさが災いして、昔は不吉な花だの、毒があるだのと言われてしまっていたのだろうか。

さて、ヒガンバナの咲き方であるが、この写真の花は、桜の木の下、ツクツクボウシの蝉時雨を浴びて咲いていた。
場所的にはやや日陰にも位置するのに、周辺の中では早咲きの方で、彼岸花たちも「ここが好きなの!」と、小さな群落を誇っている。

どうやら、ヒガンバナの咲き方は地中温度に関係するらしい。
詳しくはわからないが、土が冷えてくると、「それ咲け!」と号令が掛かるのだろうか?

たまたまそれが、毎年彼岸の入り頃だということなのかもしれないが、地球温暖化で平均気温が上がってきている昨今、「暑さ寒さも彼岸まで」とは言えないような状況である。
しかし、暑くなってきているのに、ヒガンバナの開花は遅くはならない。それどころか、ここ数年早くなっているような気がする。 …う~ん、結局、これについては、謎のまま終わってしまった。(笑)

…ヒガンバナの赤い花を見ると、なぜか胸に迫るものがある。
その風景は思い出と共に赤い額縁に切り取られ、心の引き出しに一つ一つ仕舞われていくのである。

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コメント

田んぼのあぜ道に彼岸花・・・
昨日、私の家の近くまで来た「街の人」から
「畦道に咲く彼岸花がとてもきれいだった。感動したわ!」と言われました。
田舎暮らしの身にとっては、
見慣れた風景でも、
街の人には「新鮮」に映ったのでしょうね。
感動的な風景の中に住んでいることを、
もっと自覚しなければいけませんね。
でもね、あの風景を維持するということは、
田んぼと畦道を維持する、ということで、
これはかなり大変なんだ。
見て、感動する・・・立場が一番ですよ!!

投稿: LNY | 2005年9月22日 (木) 04:26

わかりますよ。
田んぼによって、彼岸花が皆無だったり、
見事に四角く縁取られていたりしていて、
それが隣り合わせだったりしますものね。

彼岸花だけ温存して、他の草を刈るって言うのは、
難しいことでしょうね。

子どもの頃は、近くに田んぼなんて無いから、
お墓のところで赤く咲いていたのが恐かったです。

投稿: nancy | 2005年9月22日 (木) 08:12

nancyさん

こんにちは~ TBありがとうございました!
本当にヒガンバナって、きっちりお彼岸に咲くから
不思議です。

昨日はお墓参りをしてきましたが、あちこちで
ヒガンバナが満開でした~~

秋ですね~~~

投稿: すぅ | 2005年9月24日 (土) 07:04

すぅさん、ほんと、彼岸花は不思議な花火ですね。
お墓周辺、あまりにも似合いすぎ!
昨日は台風の影響で蒸し暑かったのですが、
今朝は若干涼しいです。
まったく、季節は行ったり来たりです。

投稿: nancy | 2005年9月24日 (土) 09:43

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