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2005年8月28日 (日)

ヤマボウシ(山法師)と、山の民

ヤマボウシ 昨日クワガタを帰した場所のそばに、ヤマボウシの木が何本かある。

ヤマボウシ・・・(山法師) ミズキ科 ヤマボウシ属 Cornus kousa

ヤマボウシは、ミズキ科の落葉高木で、よく植栽されているハナミズキによく似た花を咲かせるらしい。
しかしこの春、この場所は何度か通ったのだが、花にはついぞ気が付かなかった。時期が合わなかったのか、樹上で気が付かなかったのか。

7月のヤマボウシ nancyがヤマボウシの木に気が付いたのは、ちょうど一ヶ月前のことだ。これがその時の写真。
とにかく暑い日だったが、その実のおもしろさは、一瞬だけ暑さを吹き飛ばしてしまうほど、強烈な印象だった。

ぴょんぴょんと元気よく上に飛び出す実!なんともひょうきんである。こんなものを見たのはこの時が初めてだった。

ヤマボウシの実 一ヶ月の間にこんなに色づいて、気が付けば、足下にも黄色やオレンジ色の実が落ちていた。いつのまにか、もう山は実りの秋を迎えつつあったのである。

  娘に「この実って、おいしいらしいよ。」と言ったか言わないか、突然、別のヤマボウシの木が大きくざわめいた。

今の、なに?!
木を切ってるんじゃない?」と娘。

違う。木を切ってるのは、もっと離れたところだ。
・・・・なんだろう・・・?

すると、またしてもヤマボウシたちがざわざわと大きく揺れ、その波がだんだん遠くなろうとしていく、まさにその瞬間、波がぴたりと止まった!

それは、向こうからじっと見つめる目!何かの木の、二またに分かれたところに座って、じっとこちらを見つめている・・・
猿だ!

野生の猿である。相当大きい。ちょうど30mほど離れた木陰から、鋭い目線を差し向けているのである。
薄暗い茂みの中ではカメラを向けても無駄なことはわかっているので、はなから撮らなかったが、動物にとって目が合うと言うことは大変重要なことだ。目が合って動かないと言うことは、お互いに意識し合って力関係が均衡している状態で、目線が外れた瞬間に雌雄を決する場合もある。

  しかし、ここは猿の方が先客。「ぼちぼち食べ頃かいな?」と、ヤマボウシの実の熟れ頃を見定めに来ていたのだ。
なにせ、彼らは山の住民なのである。
「こいつら(nancyたち)」は、ちょっと来訪しただけで、すぐに立ち去ることを、猿はよく知っているのである。

しばらく猿と見つめ合った後、あっさりと視線を外して、「邪魔してごめんね。ゆっくり食べてよ。」と、ゆっくりとその場を立ち去った。

クワガタたちを帰した後には、ヤマボウシと猿。

大きな自然に抱かれていることを、強く意識せずにはいられなかった。 

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