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2005年8月 6日 (土)

秋を待つもの …アキアカネ

アキアカネ 山に入ってすぐに、娘が言った。「あ!黄色いトンボが飛んでるよ!」
・・・?はて、黄色いトンボねぇ・・・なんだろう?・・・

娘の指先を追って見ると、確かに黄色いトンボがいた。
・・・成熟を待つアキアカネだった。いわゆるアカトンボである。夏から秋へ、季節の移り変わりとともにもっともっと赤くなって、やがて澄んだ秋空を飛ぶのである。

アキアカネ・・・トンボ目 トンボ亜目 トンボ科 トンボ亜科
Sympetrum frequens 大きさ 36-43mm 時期 6-11月 分布 北海道・本州・四国・九州 (参考サイト:昆虫エクスプローラ

真夏、もう少し高い山に行くと、たくさんのアキアカネに出会う。それこそ、手を出したら掴み取りができそうなくらい飛んでいる。これは、集団で避暑に来ているのだという。

アキアカネが生まれるのは、麓の田んぼ。そこで生まれたトンボたちは、上昇気流に乗って山を登る。涼しい山で小さな虫を食べながら、少しずつ赤く、たくましくなりながら、みんなで秋を待つ。
そして秋。気温が下がるに従って、身体をさらに赤く染め、里へ里へと山を下る。山を下りたら田んぼで卵を産んで、その一生を終える。
産み落とされた卵は、土の中で冬を越し、田んぼに水が入ってヤゴとなり、そして羽化してトンボとなり、また山を目指すのだ。

ここでも、自然の生み出したダイナミックなリズムが、くっきりと浮かび上がってくる。

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