« ガマ …湿地の植物 | トップページ | リョウブ (令法)(BlogPet) »

2005年7月24日 (日)

リョウブ (令法)

リョウブ山の麓では、リョウブの花が盛りだった。

リョウブ・・・リョウブ(令法) リョウブ科 落葉小高木
令法という名は、江戸時代、この木を飢饉の時の食料とするために、植栽を奨励するおふれを出したことから、韓名であるリョウブと呼ばれるようになったという。

春からなんとなくこの木が気になっていた。斜面にずんと佇んでいて、いつもこの木のそばにプリちゃんを駐める。車から降りると、「こんにちは」と心の中で挨拶をして、ひとしきり眺める。

いったい何の木だろうか?リョウブは落葉樹だから、当然、春にはまだ萌えたばかりの葉があるのみである。しかし、リョウブの赤ちゃん葉は見分けが付きにくく、未熟なnancyがわからないのは当然だった。その後、流れるように花穂が伸び始めたが、ずっとつぼみのままでなかなか開花せず、今度は「名も知らぬ花」が咲くのを待つことになった。

そして、一足先に、国指定湿地のリョウブは咲きはじめていた。自然観察員の方に教えて頂いて、このとき初めて「リョウブの花」が、nancyの脳みそに刷り込まれることになる。しかし、この時点でもなお、「名も知らぬ山の木」とリョウブとが、どうしても繋がらなかった。

いつかどこかで見たことがある木。どこかで聞いたことのある名前。
リョウブは、そんな木だった。

リョウブの花

・・・・・・・そして、
いつものようにプリちゃんを駐め、木に挨拶しようと近づくと・・・
数え切れないほどの白い花が、まさに今が盛りと咲き誇っていたのである。

あ、リョウブの花・・・。
唐突に口をついて出る。あの名も知らぬ山の木が、なじみ深い花へと変化した瞬間。

そうだよ。知らなかったの?…

風に葉を震わせながら、リョウブはそう応えた。

|

« ガマ …湿地の植物 | トップページ | リョウブ (令法)(BlogPet) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/15412/5138323

この記事へのトラックバック一覧です: リョウブ (令法):

« ガマ …湿地の植物 | トップページ | リョウブ (令法)(BlogPet) »