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2005年7月19日 (火)

ヤブカンゾウ

ヤブカンゾウ昨日のノカンゾウの後は、やっぱりヤブカンゾウだ。

ヤブカンゾウ・・・(薮萓草) ユリ科 Hemerocallis fulva form. kwanso

実は、ヤブカンゾウがこのブログに登場するのは2度目である。※2005.06.28 ようやく降った雨
あのときは、6月末に猛烈な暑さがやってきて、乾燥に強いヤブカンゾウでさえ、ぜぃぜぃと息切れしている風であった。

さて、この写真は国指定湿地周辺のものだが、湿地を囲む林の中にノカンゾウが、さらに外側の茂みに、ヤブカンゾウが咲いていた。このへん、きちんと住み分けがされているあたりがおもしろい。生育場所の好みがはっきりと分かれているのである。

ヤブカンゾウさて、ヤブカンゾウは、ノカンゾウよりもずっとフランクで、田のあぜ道などにごく普通に咲いている。その写真がこちら。

一目見れば、ノカンゾウは一重、ヤブカンゾウは八重とわかるが、ヤブカンゾウの花は、なんだかもちゃもちゃとして見えるだろう。実は、ヤブカンゾウの中心の花弁は、雄しべと雌しべが変化したものなのだ。

これも以前百合の花で書いたが、萼3弁も花弁に変化させた挙げ句、雄しべも雌しべも花びらにしてしまったのである。当然実を結ぶこともなく、一日で終わる花…。
いったいどういう事情だったのかは知らないが、仮に「対人間対策」としたら、非常に有効なのは間違いない。

属名のHemerocallis (ヘメロカリス)も「一日美しい」という意味で、英名も、「Day Lily」 である。有史以前に中国から帰化したというが、古今東西、この美しい花が一日で終わることを惜しんだのだろう。

休耕田脇のヤブカンゾウは、身近な夏の花として、暑さ揺らめく風景の中に融け込んでいた。

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