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2005年5月30日 (月)

キキョウソウ

キキョウソウ 昨日に引き続き、キキョウソウの話だが、2週間前に時間を巻き戻そう。5/16の写真である。

ミルクたちと家の近所の田んぼ回りを歩いていた際に、小さく土を盛り上げている小山のてっぺんで、初めてキキョウソウと出会った。まだ一番下の、いわゆる「花」が咲いたばかり。

キキョウソウ・・・桔梗草 Specularia perfoliata キキョウ科 キキョウソウ属  日本に自生種は無く、帰化植物である。

さて、キキョウソウは、閉鎖花と言う、地味な「閉じた花」を先に"咲かせる"という。一見つぼみに見えるが、いつまで経っても開かないつぼみだ。
なんでそんなことをするのかというと、先に手っ取り早くつぼみ状態で自家受粉させてしまえば、仮に開花前に草刈りされても、確実に子孫を残せるというわけ。
もっとも、単に「草刈り」向けだけの戦略というわけではなかろう。キキョウソウにはキキョウソウの事情がありそうであるが、キキョウソウの花目立つ紫の花は、その後にのんびりと(?)咲き出すというわけだ。つまり、もう既に自家受粉済み、ほっと一段落して、(かどうかは知らないが、)美しく咲き、他の遺伝子を得て、更に強い子孫を残そうというわけだ。

もちろん、こういう戦略を使う花はキキョウソウだけではなく、スミレやホトケノザも閉鎖花を持つし、つまり、みな苦心しているのである。

ただし、キキョウソウはホトケノザほどには爆発的には群生化しない。1本2本、あちらにまた1本と、ずいぶん控えめに咲いている。

最初見たときは、その花の美しさから園芸種のこぼれ種かと思ったキキョウソウであったが、遠い異国からやって来て根を下ろし、苦心しながら生きながらえてきた見知らぬ女性の肖像が、なぜかだぶって見えるような気がした。

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