« キランソウ(地獄の釜の蓋) | トップページ | 山のアセビ(馬酔木) »

2005年3月22日 (火)

ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)

ジロウボウエンゴサク(次郎坊延胡索引)土曜の山行きでキランソウの次に出会ったのは、ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)であった。

ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)・・・ケシ科 キケマン属 Corydalis decumbens (Thunb.) Pers.

ジロボウ?!これまたずいぶん変った名前だ。図鑑によると、伊勢地方の子どもの遊びからその名が付いたらしいのだが、「太郎」がスミレで、「次郎」がこのジロウボウエンゴサクというわけ。ひょろっと長い茎を持ち、を引っ掛けて引っ張り合う、つまりは、花相撲とでも言おうか。
?…これまた馴染みのない言葉だが、ジロボウエンゴサクやスミレなどの花には、蜜を貯めておくポケットのような部分があって、それを距(きょ)と呼ぶらしい。なるほど、ジロボウエンゴサクの花を見ると、花全体が袋のようで、引っ掛け合うにはぴったりである。

そう言えば似たような遊びを、子どもの頃やった思い出がある。とはいえ、nancyは東京育ちで、ジロボウエンゴサクの花は記憶に無い。nancyが遊びに使ったのは、ムラサキカタバミという、どぶのまわりなど、どこにでも咲いてた、大きなカタバミの葉の筋を使うのである。誰かから伝わってきた遊びだが、どんなものでも遊びの道具にできる昔の子どもたちには、想像と工夫があったように思う。

話は戻るが、「延胡索」は、この花の仲間が薬草に使われるので漢名から付いたらしいが、それにしても大変面白い名前であることには間違いない。
ジロボウエンゴサク:全体の様子
山のジロボウエンゴサクは、いろいろな下草にまみれて、10cmほどの高さにぴょこんと顔を出して咲いていた。茎がどこから始まるのか、いったいどの葉がジロウボウの葉なのか、さっぱりわからないほどの有様である。落ちていた花を拾って観察してみたが、なるほど葉の付け根から下がぐっと長く、草たちの中から一本すっと立ち上がって咲く姿が見えてくる。

※このジロボウエンゴサクは、県によっては絶滅危惧II類に分類されています。弱くはないが、適地でないと生育が難しい種のようです。確かに、山においても分布は限られているようで、どこにでも生えているというわけではありませんでした。
 2005.03.24 追記

|

« キランソウ(地獄の釜の蓋) | トップページ | 山のアセビ(馬酔木) »

コメント

ずっと「ジロウボウ」だと思ってましたが、
「ジロボウ」が本当みたいです。
タイトルと本文を訂正しました。

投稿: nancy | 2005年3月24日 (木) 11:00

nancyさん、こんにちは。saburoo@高知です。
コメントとトラックバックありがとうございました。
これからも、時々、関連した記事がありましたら、
トラックバックさせて頂きますのでよろしくお願いします。
(リンク集にも載せています。)

投稿: saburoo | 2005年3月31日 (木) 13:57

saburooさん、こちらこそありがとうございます!
まだまだ野の花初心者ですが、よろしくお願いします!
私もリンクさせて下さいね!

投稿: nancy | 2005年3月31日 (木) 23:47

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/15412/3400532

この記事へのトラックバック一覧です: ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索):

» ジロボウエンゴサク [SABUROO]
あちこちにジロボウエンゴサクが咲き出しました。 [続きを読む]

受信: 2005年3月24日 (木) 16:00

« キランソウ(地獄の釜の蓋) | トップページ | 山のアセビ(馬酔木) »